毎年中学入試でよく出題されていることわざを厳選して100語選び、五十音順で一覧にしました。
中学受験で出題される可能性が高いことわざの頻出ランクを3段階で分けていますので、星ランクが高いことわざから優先的に覚えていきましょう。
⭐️⭐️⭐️ 三つ星(入試超頻出)
⭐️⭐️ 二つ星(よく出る)
⭐️ 一つ星(出やすい)
中学受験によく出る四字熟語TOP100【中学入試頻出】は、こちらをご覧ください。
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目次
「あ行」の中学受験によく出ることわざ一覧
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青菜に塩
ものごとがうまくいかず、元気がなくなり、しょんぼりしている人の様子。
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悪事千里を走る
悪いことをすると、そのうわさはたちまち遠くにいる人にまで、知れ渡ってしまう。すぐに世間に広まるという意味。
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虻蜂取らず
強欲なあまり、同時に2つのものを得ようとするが、結局どちらも得ることはできなかったという戒め。
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雨垂れ石を穿つ
どんなに微力だろうと、それを諦めず継続していけば、いつの日にか努力が実るということをたとえている。
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案ずるより産むが易し
あれこれ心配するよりも、思い切って取り組むと、案外うまくいくものだという教え。
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石の上にも三年
「三年」は三年ちょうどの意味ではなく、多くの月日を表している。石の上にも三年とは、つらくても辛抱して続ければ、いつかは成し遂げられるということ。
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石橋を叩いて渡る
用心の上にさらに用心を重ねて物事を行うこと。
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医者の不養生
・人には養生(ようじょう)をすすめる医者も、自分は案外いいかげんなことをしていること。
・人には立派なことを説いているが、実行が伴わないことのたとえ。
・理屈のよくわかっている立場の人が、自分では実行しないことのたとえ。
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急がば回れ
急いでいる時は、少しぐらい危険でも近道をしたくなるが、遠回りでも安全な道を行ったほうが結局は早いことが多いということ。急ぐ仕事はかえって丁寧に、確実なやり方でやれという意味でも使われる。
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一か八か
上手くいくかどうかわからないが成り行きに任せて。
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一を聞いて十を知る
聡明で物事の一部を聞いただけで他の万事を理解すること。
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一寸先は闇
例えすぐ先の事でも、未来の事は誰にも全く予測できないという意味です。
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一寸の虫にも五分の魂
どんな弱小なものにも、それ相応の意地があるのだから侮りがたいの意。
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犬も歩けば棒に当たる
1.じっとしていれば良いのに、出しゃばったばかりに思わぬ災難に遭う。
2. 積極的に行動すると、思いがけず良い事がある。
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井の中の蛙大海を知らず
自分の目で見たり耳で聞いたりするなどして得た体験や知識が圧倒的に少なく、それでいて自分の乏しい見聞にこだわってしまうという意味です。見聞が乏しいにも関わらず、自分は何でも知っているように勘違いしたり、得意になっている人を指す事もあります。また、世間知らずという意味もあります。
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魚心あれば水心
相手が自分を好きになってくれたら、自分も相手を好きになるという意味です。
あなたの気持ち次第で私の態度も変わりますよ、という場合に使われる事が多いです。
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馬の耳に念仏
いくら人が意見をしても忠告をしても、全く耳を貸さないため、全く効果がない事を意味しています。
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鬼の目にも涙
冷酷で無慈悲な人でも、時には他人の苦しみや悲しみに憐れみや同情を感じて涙を流す事もあるという意味です。
現在では、怖い人や厳しい人に対して使われることが多いです。
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帯に短し襷に長し
いざ使おうとしたら、中途半端で使い物にならなかったり、役に立たなかったりしたという意味です。
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溺れる者は藁をも掴む
とても苦しんだり、困ったりしたときや、切羽詰まった状況の時には、助かりたい一心でどんなに頼りないものにもすがりつき、救いを求めることのたとえ。
「か行」の中学受験によく出ることわざ一覧
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飼い犬に手を噛まれる
日頃から人一倍目をかけ、可愛がっていた人から、酷く裏切られたり、歯向かわれることのたとえである。
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蛙の面に水
どんな酷い目にあっても、顔色を変えることなく、平然とし鈍感なこと。
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火中の栗を拾う
自分ではなく他人の利益のために、そそのかされ危険をおかし、酷い目にあうことのたとえ。
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河童の川流れ
どんなんにその道の達人や名人であっても、奢りや油断により失敗してしまうこともあるということのたとえ。
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果報は寝て待て
幸福というものは自分の力ではどうすることもできない。自然に身を任せ気長に待つことが良いということ。
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亀の甲より年の功
年長者の長年培ってきた知恵や経験は貴重であるということ。
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可愛い子には旅をさせよ
子どもが可愛かったら、辛い旅の経験をさせて世の中の苦労を体験させるのがよいということ。
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雉も鳴かずば撃たれまい
余計なことを言ったせいで、自ら災いを招いてしまう事。
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九死に一生を得る
九分通り助からない命を辛うじて助かる。
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木を見て森を見ず
細かい点に注意しすぎて大きく全体をつかまない。
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犬猿の仲
犬と猿のように仲の悪いことのたとえ。
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紅一点
男性の中に、女性がひとり華やかに混じっているというたとえ。
また、平凡な中に異彩を放つものがひとつだけ存在するということ。
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弘法にも筆の誤り
名筆家の代表とされる弘法大師でも、時には書き誤りがあるということで、名人上手でも失敗することもあるというたとえ。
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弘法筆を選ばず
物事に巧みな人は道具などに文句をつけないというたとえ。
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転ばぬ先の杖
つまずいて転ばぬように、前もって杖を突いて歩くということから、あらかじめ失敗を防ぐための準備をしたり、用心したりしておくべきだというたとえ。
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紺屋の白袴
紺屋の白袴とは、他人のためにばかり働いて、自分のことに手が回らないことまた、いつでもできると思い、何もしないでいることのたとえ。
「さ行」の中学受験によく出ることわざ一覧
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猿も木から落ちる
すぐれた専門家でも、ときにはその得意な専門のことで、失敗することもあるというたとえ。
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山椒は小粒でもぴりりと辛い
からだは小さいけれど、意志が強く、鋭い気性や優れた才能があり、非常に優秀で侮る(あなどる)ことのできない人のたとえ。
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三人寄れば文殊の知恵
凡人(ぼんじん)がひとりで考えても、良い考えや案は浮かばないが、三人集まって相談することで、文殊菩薩という知恵を司る神様のようなよい知恵が出るということ。
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地獄で仏に会ったよう
ひどく困っているときや、危ないときに、思いがけない助けに会って喜ぶことのたとえ。
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失敗は成功のもと
失敗することで、その原因を考えて反省し改善することで、同じ失敗をくり返さないように心がければ、次の成功をもたらす原動力になるということ。
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釈迦に説法
その道を知り尽くしている相手に、不必要なことを教えることのたとえ。
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朱に交われば赤くなる
人は環境に支配されやすいので、付き合う友達によって良くも悪くもなるということのたとえ。
友達を選ぶことの大切さのたとえ。
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白羽の矢が立つ
多くの人の中から選び出される。
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背に腹は代えられぬ
おおきなことをするためには、小さな犠牲には構っていられない、小さなことはどうでもいいというたとえ。
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船頭多くして船山に登る
指図する人間が多いために統一がとれず、見当違いの方向に物事が進んでしまうたとえ。
「船頭」とは、和船の船長のこと。
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千里の道も一歩から
どんなに大きな事業でも、まずは手近なことの実行から始まるということ。
何事も一歩一歩着実に進めることが大切だということ。
「た行」の中学受験によく出ることわざ一覧
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対岸の火事
他人にとっては重要な事でも、自分にとっては関係がないため、痛くも痒くもない事。
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蛇足
よけいなつけ足しのこと。
また、なくてもよい無駄なもののこと。
しなくてもいいこと。
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立つ鳥跡を濁さず
立ち去る者は、後始末をして見苦しくないように去るべきだと言う事。
また、物事の引き際は美しく、潔い事。
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蓼食う虫も好き好き
人の好みはそれぞれで、ずいぶんと違いがあるという事。 多様性に富んでいるという事。
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棚から牡丹餅
思いがけない幸運が舞い込む事。
苦労せずに、よいものを得る事。
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旅の恥はかき捨て
旅先には知人もいないし、長く滞在するわけでもないため、普段ならしないような恥ずかしい言動も、その場限りの事だと思って平気でやってしまうものだという事。
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竹馬の友
ともに竹馬に乗って遊んだ幼い時の友。おさなともだち。
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提灯に釣鐘
・形は似ているけれども、軽重の差がはげしく、くらべものにならないことのたとえ。
・釣り合いが取れていない、比較にならないことのたとえ。
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月とすっぽん
二つのものの間に非常に差のあることのたとえ。
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灯台下暗し
手近の事情はかえってわかりにくいものである。
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豆腐にかすがい
手応えや効果、効き目が全くない事。
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度肝を抜く
非常にびっくりさせる。
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毒を食らわば皿まで
一度悪事に手を出したのならばどこで終わっても悪事は悪事のため、それならばいっそうの事開き直って、最後まで突き通すという意味。また、一度手を出したものは最後までやり通すという意味でもある。
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隣の芝生は青い
他人が持っていたり備えていたりするものは、自分のそれよりもよく見えてしまうものであるということを意味しています。
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捕らぬ狸の皮算用
実際にまだ自分の物になっていない、手に入るかどうかもわからない不確かなものや利益に期待をかけて、計画を練る事。
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虎の威を借る狐
権威や権勢、実力を持つ者に頼って、威張る小者の事。
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団栗の背比べ
どれもこれも似たり寄ったりで、殆ど変わらず、抜きん出た者がいない事。
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鳶が鷹を生む
ごく普通の平凡な親から、優れた子供が生まれる事。
「な行」の中学受験によく出ることわざ一覧
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泣き面に蜂
苦痛で泣いている人や、辛い出来事があって泣いている人の所に蜂が飛んできて、その人を刺してさらに苦痛を与えることです。
そこから、悪い事が起きた中で、更に悪い事が重なって起きる様子を表します。泣きっ面を蜂が刺すとも。
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七転び八起き
何回失敗しても、挫けず、諦めず、何度でも立ち上がって、また努力を続けることです。
浮き沈みの激しい人生に例えられることもあります。
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二階から目薬
1.とても回りくどい事や、物事が上手くいかなくてもどかしい様子。
2.回りくどくて効き目がない事。
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逃がした魚は大きい
手に入り損なったものは、惜しさのあまり実際よりも素晴らしく思えるという意味です。
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二兎を追う者は一兎をも得ず
欲を出して2つの事を同時にやろうとすると、結局どちらも失敗するという意味です。
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糠に釘
何の手応えも、効き目もないことの例えです。
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濡れ手で粟
苦労せずに、簡単に大きな利益を手にする事です。
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猫に小判
どれほど貴重なもの・高価なもの・価値のあるものでも、持ち主がそれを知らなければ何の値打ちもないことを意味します。
すばらしいものを見せても、効果や反応がない事を意味することもあります。
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寝た子を起こす
せっかく寝ついた子を起こして泣かすことから、治まっている物事に無用の手出しをして、再びやっかいな問題を引き起こすたとえ。
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能ある鷹は爪を隠す
実力や才能のある者は、普段はそれを隠していて、いざという時にだけその力を発揮するという意味。
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喉元過ぎれば熱さを忘れる
どんな苦痛や苦労も、それが過ぎると、その苦痛も苦労も忘れてしまうという意味です。
また、苦しい時に助けてもらった恩や恩人を、楽になったら人は簡単に忘れてしまうという戒めの意味もあります。
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暖簾に腕押し
相手の反応や手応えがない事や、張り合いがないという意味です。
「は行」の中学受験によく出ることわざ一覧
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早起きは三文の徳
朝早く起きれば健康にもよく、何かしらよいことがあるという意味。早起きして仕事をすることに結びつけて使う場合が多い。「徳」は「得」と同じで利得、利益の意味。
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万事休す
すべてはもう終わりだということ。さらに、手の施しようがないという意味。「万事」はあらゆること、「休す」は終わるという意味。
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人の噂も七十五日
人の噂は長く続くものではなく、七十五日もすれば忘れられてしまうというたとえ。
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百聞は一見に如かず
あれこれと何度も人から聞くよりも、実際に自分の目で確かめるほうが確実だというたとえ。
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下手の横好き
下手なくせに、その物事が好きで熱心である事。
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仏の顔も三度まで
どんなに温厚な人でも、度重なるひどい仕打ちや、何度も無礼なことをされると、怒るというたとえ。
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骨折り損のくたびれもうけ
苦労したにも関わらず、なんの利益もなくくたびれて疲労だけが残るということ。
「ま行」の中学受験によく出ることわざ一覧
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馬子にも衣装
誰でも外面を飾れば立派にみえる。
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待てば海路の日和あり
今は思うようにいかなくても、あせらずに待っていればチャンスはそのうちにやってくるということのたとえ。
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身から出た錆
自分でした言動が原因で、自ら受ける苦しみや災禍(さいか)のこと。
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水清ければ魚棲まず
水があまりに清らかに澄みきっていると、隠れる場所がなくて魚がすみつかないように、人もきちんとしすぎていると、人が寄り付かず孤立するというたとえ。
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三つ子の魂百まで
幼い頃の性質は、年をとっても変わらないということ。
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目の上のこぶ
自分よりも地位や実力が上で、なんとしても目障りで邪魔(じゃま)になる人のこと。
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元の木阿弥
苦労して一度はよくなったものが、またもとの好ましくない状態に戻ること。せっかくの苦労や努力が無駄になること。
「や行」の中学受験によく出ることわざ一覧
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焼け石に水
わずかばかりの努力や援助では、効果がほとんど期待できないことのたとえ。
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柳の下の泥鰌
一度柳の下でたまたま泥鰌をとったからといって、同じ柳の下でまた見つかるとは限らない。同じように、一度うまいことがあって味をしめても、同じようなことは何度も起こらないという意味。
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藪をつついて蛇を出す
余計なことをしたせいで、自分に災難がふりかかることのたとえ。
⭐️
寄らば大樹の陰
頼るならば、権力のあるものに頼ったほうがよいというたとえ。
大きくて力のあるものに頼るほうが、安心できて得もするというたとえ。
⭐️⭐️⭐️
弱り目に祟り目
不運の上に不運が重なること。
「ら行」の中学受験によく出ることわざ一覧
⭐️⭐️
良薬は口に苦し
良い薬は、苦くて飲みにくい。
人の忠言は聞きずらいものだが、ためになる。という事のたとえ。
⭐️⭐️
類は友を呼ぶ
同類は自然に集まるものだということ。
または、志の同じ者はお互いを引き寄せるという意味。
「わ行」の中学受験によく出ることわざ一覧
⭐️⭐️
渡る世間に鬼はなし
この世の中には、鬼のように冷たい人ばかりではなく、思いやりのある優しい人も必ずいる。
⭐️⭐️
笑う門には福来たる
いつも笑いが溢(あふ)れている人たちやその家には、自然と幸福がやって来るということです。同じように、苦しい時や悲しい時でも、落ち込んだりせずに希望を持って朗らかに生きていけば、幸せが訪れるという意味もあります。