た行のことわざ
【た】からはじまることわざ
- 大隠は朝市に隠る意味:本当の隠者は人里離れた山野ではなく、俗世間で超然とくらしている。
- 大怨を和するも必ず余怨有り意味:一度人をうらむと和解しても恨みは残るということ。
- 大恩は報ぜず意味:小さな恩はすぐに気づくのに、深くて大きな恩は受けても大きすぎて気がつかず、恩返しをしないでいるものだということ。
- 大海の一滴意味:海の中の一滴の水のようにとても小さいこと。
- 大海は芥を択ばず意味:大きな海は川からゴミが流れ込んでも気にせず受け入れるように、大人物は誰にでも心を開き差別しない。
- 大海を手で塞ぐ意味:大きな海の水を手でせき止めることができないように、できるはずがないこと。
- 大海を耳搔きで測る意味:海水の量を耳掻きの先で何杯分あるかはかるように、狭い見識だけで大きな問題をおしはかること。
- 大廈成りて燕雀相駕す意味:大きな家が建つと小鳥たちは安全な巣をつくれると喜ぶように、影響が予想外の所にまで及ぶこと。
- 大廈の材は一丘の木に非ず意味:大きな建物は、一つの山の木だけでできないように、大事業は大勢の力が必要で決して一人だけの力でできるものではない。
- 大家後無し意味:ある分野で特にすぐれた見識や技能をもっている人の子孫が、同じようにすぐれているとは限らず、血筋より努力次第だということ。
- 大廈の将に倒れんとするは一木の支うる所に非ず意味:大きな家が倒れそうな時、一本のつっかえ棒では支えきれないように、国家が滅びそうな時に一人の力ではどうにもできない。
- 大寒にして後衣裘を求む意味:寒さが厳しくなってから皮ごろもを探し求めるように、事が起きてから騒ぎたてること。
- 大旱の雲霓を望むが若し意味:日照りの時に雨が降る予兆である虹や雲を待ち望むように、何かの到来を待ち望むこと。
- 対岸の火事意味:他の人には大きな問題でも、自分には関係がなく、困ることもないと感じることのたとえ。
- 大姦は忠に似たり意味:大悪党はなかなか尻尾を出さず忠臣に見えることがあるので、表面で人を判断してはいけない。
- 大吉は凶に還る意味:易の卦から出たことばで、吉が過ぎれば凶にかえり良いことばかり続かない。
- 大疑は大悟の基意味:大いに疑問を持つことは、悟りをひらくもとになる。
- 大魚は小池に棲まず意味:大きな魚は狭い池にすまないように、大人物はつまらない仕事や低い地位に満足しない。
- 大工の掘っ立て意味:大工が、人のために立派な家を建て、自分は粗末な掘っ建て小屋に住んでいること。
- 大軍に関所なし意味:大勢で攻められると地の利を得た関所でも、大軍は防ぎようがないこと。
- 大軍の後には必ず凶年あり意味:大きな戦争が起きると国民は戦争に駆り出され、田畑は戦場となり荒らされ、食料が乱費される。
- 大弦急なれば小弦絶ゆ意味:弦楽器の太い弦を強く張りすぎると細い弦が切れてしまうように、国を統治するには寛容の心が大切で、厳しくしすぎると民を疲弊させ国を滅ぼすことになる。
- 大賢は愚なるが如し意味:とても賢い人は、賢いことを表に出したりしないので、一見愚か者のように見えるというたとえ。
- 乃公出でずんば蒼生を如何せん意味:他の者に何ができるのか、自分が出てやらなければならない。
- 大巧は巧術無し意味:真に巧みな手腕をもつ者は、それを感じさせないものだということ。
- 大孝は終身父母を慕う意味:本当の親孝行者は、どんな瞬間も父母を思い忘れないということ。
- 大巧は拙なるが若し意味:本当の名人は、小細工をしないので、少し見ただけでは下手に見えるということ。
- 大巧を天下に建つる者は必ず先ず閨門の内を修む意味:大きなことを成し遂げるために身近なことを重点的にということ。
- 大功を成す者は衆に謀らず意味:大きなことを成し遂げるものは、他人の意見を参考にしたりしないで自分で決断する。
- 大功を論ずる者は小過を録せず意味:大きな功績をほめる時、功績の過程に小さな過失があっても大目に見て問題にしないということ。
- 大黒柱と腕押し意味:どんなに努力を重ねても力及ばないこと。
- 大黒柱を蟻がせせる意味:力のないものが能力にふさわしくない仕事に取り組むこと。
- 大国を治むるは小鮮を烹るが若くす意味:国を治めるには、国民にあまり干渉しないで自然に任せる寛大なものである方がよいということ。
- 醍醐味意味:仏陀の最高の教え。
- 太鼓も撥の当たりよう意味:やり方しだいで相手の反応も変わることのたとえ。
- 太鼓を打てば鉦が外れる意味:何かをすればもう一方が疎かになる。
- 大根卸しに医者いらず意味:大根おろしは栄養豊富なので食べれば医者にかかることはないということ。
- 大根を正宗で切る意味:大げさなことをするというたとえ。
- 泰山頽れ梁木壊る意味:一世の師と仰がれる人が死ぬこと。
- 太山に登りて天下を小とす意味:高く大きな泰山に登ってみおろすように、広い視野で物事を見ること。
- 太山の高きは一石に非ず意味:世の中の多くのことは、一人の力ではなく大勢の人の意志と力が結集してはじめて定まること。
- 泰山の安きに置く意味:物事をゆるぎなくどっしりと安定させることのたとえ。
- 太山は土壌を譲らず意味:大人物はどんなに小さな意見にも耳を傾け、見識を高めていくというたとえ。
- 泰山前に崩るるとも色変せず意味:全く動じないこと。
- 大山鳴動して鼠一匹意味:大騒ぎしたわりに、結果が小さいこと。
- 太山を挟みて以て北海を越ゆ意味:とうてい不可能なこと。
- 大事小に化し小事無に化す意味:想定より簡単なこと。
- 大事の中に小事なし意味:大事の場合には、小さな事を顧みる余裕がない。
- 大事の前の小事意味:大きなことに取りかかるときには、小さなことにも気を配り、決して油断してはいけないというたとえ。
- 大事は小事より顕る意味:秘密にするような大事なことも些細なことから発覚してしまうこと。
- 大樹の下に美草なし意味:大きな木の下は日陰なので美しい草が生えないように、すぐれた人の下では優秀な人材は育ちにくい。
- 大匠に代わりて斲る者は其の手を傷けざる有ること希なり意味:権力に依存して政治を執り行うと失敗する。
- 大匠は斲らず意味:名人は軽い気持ちで物事に手を出さないし、つまらない小細工はしない。
- 大上は徳を立つる有り意味:人生で一番の行いは、自分の身を修めて立派な徳をたてること。
- 大丈夫の一言は駟馬も走らず意味:男子が発言したことはひるがえすことはできない。
- 大人は大耳意味:徳の高い人は、取るに足りないことを耳にしても気にとめないということ。
- 大人は虎変す意味:賢人が時流に合わせて、日に日に自己変革すること。
- 大人は赤子の心を失わず意味:高い徳の人は、赤ん坊のように純粋な心を失わないということ。
- 太盛は守り難し意味:勢力が大きくなると、それを維持するのが難しいということ。
- 大声里耳に入らず意味:高雅な音楽は俗人の耳には受け入れられない。
- 大体に従う者は大人と為る意味:良心に従って道を求めれば、徳のある大人物となる。
- 大地に槌意味:絶対に失敗しないこと。
- 大智は愚の如し
- 大敵と見て恐れず、小敵と見て侮らず意味:敵が強大だからと恐れてはいけない。
- 大道廃れて仁義あり意味:世の中の秩序が乱れてたことによって、本来ならば説く必要のない「仁(じん)」や「義(ぎ)」について説く必要が生まれたということ。
- 大徳は小怨を滅ぼす意味:大きな徳は小さなうらみを消してしまう。
- 鯛なくば狗母魚意味:最善のものがない時には、それに代わるもので間に合わせるほかない。
- 鯛の尾より鰯の頭意味:大きな集団の一員となって人の後につくより、小さな集団でも先頭に立つ存在になり活躍した方がいい。
- 代馬越を思わず意味:生まれ育った土地や長く住んだ土地が一番良いと思うこと。
- 大は小を兼ねる意味:大きいものは、小さいものの代わりとして使えるということ。
- 大病に薬なし意味:状況があまりに悪化すると手の施しようがないということ。
- 太平象無し意味:何も起こらないのが太平の兆候だということ。
- 太平の百石は戦場の千石意味:武士は平和な時は手柄を立てる機会が少ないということ。
- 大弁は訥なるが若し意味:雄弁な人は無駄なことを言わないので、口下手に思えるということ。
- 大木は倒れても地に付かず意味:勢いのある人は失敗しても見苦しい倒れ方をしないし、周囲に助けられ大打撃は受けない。
- 鯛も一人はうまからず意味:食事は大勢が良いということ。
- 鯛も鮃も食うた者が知る意味:実際に経験したものにしか、物事の核心や違いはわからない。
- 大勇は怯なるが如し意味:本当に勇気がある人は無闇に人と争わないので、普段は臆病な人に見える。
- 大勇は勇ならず意味:本当に勇気がある人は無闇に人と争わず威張ることもないので、普段は臆病な人に見える。
- 大欲は無欲に似たり意味:大きな欲を持っている者は、目先の小さな利益には関心を示さないので、まわりの人には無欲に見えるということ。
- 内裏様も食わにゃ立たぬ意味:地位が高い人でも食べないと生きていけないように、人はだれしも食べなければ立つことすらできない。
- 大漁の明日意味:獲物が多かった翌日は獲物が少なくなるように、良いことがあった後は悪いことがあるものだ。
- 大惑なる者は終身解らず意味:迷いを自覚できない凡人は、生涯真理を知らないままで終わる。
- 倒るる所に土を掴む意味:どんな時でも何かを手にいれようとする貪欲さのこと。
- 斃れて後已む意味:死ぬまで一生懸命努力して、途中でやめることをしないということ。
- 高い舟借りて安い小魚釣る意味:借り賃の高い舟を借りて安い小魚ばかり釣るように、好きなことは損得勘定度外視でするということ。
- 高きに登るは必ず低きよりす意味:物事の進行には一定の順序があり、手近な所から始めねばならないということ。
- 抱かされば負ぶさる意味:抱いてやれば今度はおんぶを求めるように、人の好意につけあがり甘えること。
- 鷹匠の子は鳩を馴らす意味:子供は親の仕事を間近で見て自然に覚えるということ。
- 高嶺の花意味:遠くから見るだけで、手に入れられないもののこと。
- 高嶺の花を羨むより足下の豆を拾え意味:手に入れられない物を欲しがるよりも、身近で確実に手に入る物を手に入れよということ。
- 鷹のない国では雀が鷹をする意味:強者がいないと、あまり力がない弱者が威張るということ。
- 鷹の前の雀意味:鷹ににらまれて身動きできずふるえる雀のように、恐怖で体がすくみ手も足も出ないようす。
- 鷹は飢えても穂を摘まず意味:節操のある人は、どんなに貧窮したとしても、不正な金品を受け取ったりしないということ。
- 鷹は水に入れて芸無し、鶉は山にありて能無し意味:才能ある人でも、才能を発揮できる環境にいなければ何も成し遂げることはできないということ。
- 高飛車意味:相手に対して高圧的な態度をとること。
- 鷹骨折って旦那の餌食意味:主人に仕えて働くものが苦労して得た成果は主人のものになり、報われることがあまりないということ。
- 高みの見物意味:自分には直接関係がない安全な立場から、ほかの人の出来事を興味本位で見ていること。
- 財多ければ身を守るにまどし意味:財産が多いとそれを守ることに熱心になり、自分の身の安全を保つことがおろそかになる。
- 宝の持ち腐れ意味:役に立つものを持っているのに、使わないままにしていること。
- 宝の山に入りながら空しく帰る意味:大きな利益を得るチャンスがあったにもかかわらず、何も得ることなくその機会を逃すこと。
- 宝は身の差し合わせ意味:財宝は困った際に金や物と交換して急場をしのぐことができる。
- 鷹を養う如し意味:癖のある人は使うのが簡単ではない。
- 薪を抱きて火を救う意味:害を除こうとして余計にその害を大きくすること。
- 薪を均しくして火を施せば火は燥に就く意味:同じ種類のものは引き付け合い集まるということ。
- 他弓挽く莫れ意味:他人のことには干渉するなということ。
- 沢庵の重しに茶袋意味:効果がないこと。
- 濁酒も茶よりは勝る意味:ないよりはましだということ。
- 鐸は声を以て自ら毀る意味:才能や長所があるために災難にあうこと。
- たくらだ猫の隣歩き意味:他人の家の手伝いはするが、自分の家のことはしないこと。
- 沢を竭くし藪を焚く意味:目先の利益にとらわれると、一度成功してもその後が続かず大損失を招くこと。
- 宅を卜せず隣を卜す意味:住まいを定める時は、家相を見るより隣人の善し悪しを見る方が大事だということ。
- 多芸は無芸意味:多くの芸に通じている人は、どれ一つとして専門といえるような、傑出した芸を持っていないので、結局芸がないことと同じというたとえ。
- 竹に雀意味:①図柄として、良い取り合わせとされる。
- 竹に花咲けば凶年意味:竹に花が咲くと天候不順で凶年となる。
- 筍の親勝り意味:子供の成長が早く、すぐに親を追い越すこと。
- 竹屋の火事意味:腹を立てて、ぽんぽんと文句をいったり、ずけずけと言いたい放題言ったりすること。
- 竹槍は切られても矢張り元の竹意味:決して死なないもののたとえ。
- 多言なれば数窮す意味:口数が多いと、失言や言葉に詰まる場面が増えるということ。
- 多言は一黙に如かず意味:多弁よりも沈黙の方が説得力があることがある。
- 多言は身を害す意味:多弁は人に迷惑をかけたり、災難を招くことがあるということ。
- 蛸に骨なし海月に目なし意味:わかりきった当たり前のことをいうこと。
- 蛸は身を食う意味:財産を食いつぶしていくこと。
- 他山の石以て玉を攻むべし意味:他人のつまらない言動を、自分の手本にするというたとえ。
- 出すことは舌を出すのも嫌い意味:とてもけちなこと。
- 多勢に無勢意味:少人数で多勢に向かって、とても敵しがたいこと。
- 多勢を頼む群鴉意味:数の多さを頼みに、取るに足りないものがのさばること。
- 戦いて勝つは易く勝ちを守るは難し意味:戦って勝つのは簡単だが、勝ちを守り抜くのは難しい。
- 戦う雀人を恐れず意味:弱小でも死を覚悟して物事を行うときは、強者をおそれない。
- 叩かれた夜は寝やすい意味:人に害を与えて後悔する夜は眠れないが、害を与えられた方は安らかでいられる。
- 叩き止めば食い止む意味:働くのをやめると生活が成り立たない。
- 叩く人の按摩を取る意味:自分に害をなしたものに恩で報いること。
- 叩けば埃が出る意味:見た目はわからなくても、細かく調べてみると、悪いところが出てくるということ。
- 叩けよさらば開かれん意味:積極的に求め、入ろうと努力する者に神の国の門は開かれるという意味で、あらゆる行動における積極さを促すたとえに用いられる。
- 多々益々弁ず意味:多ければ多いほど巧みに処理することができる。
- 畳の上の怪我意味:災難はいつどこで起こるか分からない。
- 畳の上の水練意味:理論や方法は知っていても、実地の訓練をしないために実際の役に立たないこと。
- 只より高いものはない意味:一時的に無料であったり極端に安価であるものは、後々になってそれ相応、もしくはそれ以上の対価を払うことになるという事。
- ただより安いものは無い意味:無料で手にいれたものが一番安い。
- 立ち臼で目を突く意味:ありえないこと。
- 立ち仏が居仏を使う意味:自分でできるようなことを面倒くさがり、他人にやらせること。
- 駄賃馬に唐鞍意味:取るに足らないものが飾り立てること。
- 田作りも魚のうち意味:弱く力のないものでも仲間の数のうちに入るということ。
- 田作る道は農に問え意味:どんなことでも専門家に聞いた方が間違いがないということ。
- 達者万貫目意味:健康がどんなものより価値があるということ。
- 達人は大観す意味:道理を極めたものは、大局から観察するので判断に間違いはない。
- 立っている者は親でも使え意味:忙しい時や急を要する場合は、誰でも良いからそばにいる者に用事を頼むのが良いという事。
- 尊い寺は門から意味:価値のあるものや徳のある人は外見でわかる。
- 脱兎の如し意味:逃げるウサギのように足が速いこと。
- 立つ鳥跡を濁さず意味:立ち去る者は、自分がいた場所や関係を見苦しくないように整えてから去るべきだというたとえ。
- 手綱を引き締める意味:① 手綱を引きしぼって馬を御する。
- 立つより返事意味:人から名を呼ばれたら、立ち上がるより前に返事をするべきだということ。
- 立て板に水意味:よどみなく、すらすらと話すことのたとえ。
- 蓼食う虫も好き好き意味:人の好みはさまざまであること。
- 伊達の薄着意味:見栄を張り、着ぶくれを嫌って寒いのを我慢して薄着をすること。
- 伊達の素足も無いから起こる意味:しかたなく我慢すること。
- 縦のものを横にもしない意味:縦になっている物をちょっと横にするくらいのことさえしないほど怠け者だということ。
- 盾の両面を見よ意味:物事の一面だけ見るのではなく、表と裏の両面をしっかり見た上で正しい判断を下せということ。
- 立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花意味:女性の容姿や立ち振る舞いなどの美しさを、花にたとえて形容する言葉。
- 譬えに嘘なし坊主に毛なし意味:物事のたとえとして言われることわざなどは、どれも人生の真理を突きうそはない。
- たとえ火の中水の底意味:どんなつらい目にあっても構わないということ。
- 喩えを引きて義を失う意味:都合の良い前例や誤った前例を持ち出して、本来の道理を見失うこと。
- 炭団に目鼻意味:色黒で目鼻立ちがはっきりしない顔のこと。
- 棚から落ちた達磨意味:今まで栄華を極めていた人が、零落するさま。
- 棚から牡丹餅意味:思いがけない幸運を得ること。
- 谿陜き者は速やかに涸る意味:君主に広く民衆に行き届く徳が無ければ国家は維持できない。
- 谷の枯木は高けれど峰の小松に影ささず意味:身分が高くても衰え勢いがないものは、弱小のものにさえ恩恵を与えることはできない。
- 他人の念仏で極楽詣り意味:他人の力を使って自分の利益をはかること。
- 他人の正目意味:当事者よりも関りのない他人の見解の方が、公平で正確だということ。
- 他人の疝気を頭痛に病む意味:他人のことを心配しすぎてしまうこと。
- 他人の飯には骨がある意味:他人の家に世話になるのは気をつかい苦労が多いということ。
- 他人の飯は白い意味:他人のものはよく見える。
- 他人の飯を食わねば親の恩は知れぬ意味:親元を離れ、他人に囲まれて育たないと親のありがたさが分からないということ。
- 他人は時の花意味:季節の花は時とともに散るように、他人の好意も長続きするものではなく頼みにすることはできない。
- 狸が人に化かされる意味:相手を甘く見て油断して、だまそうとした相手からだまされること。
- 狸から上前意味:とてもずる賢い。
- 狸寝入り意味:眠っているふりをすることのたとえ。
- 田の事すれば畑が荒れる意味:一方のことに気を取られると、他方がおろそかになる。
- 楽しみ尽きて悲しみ来る意味:この上ない楽しみの後には悲しみが訪れ、楽しみは長く続くものではない。
- 楽しみて淫せず意味:十分に楽しもうとも度は越さない。
- 楽しみて後憂え有る者は聖人は為さず意味:聖人は、あとで心配になるような一時的な楽しみ方はしないものだということ。
- 楽しみに沈む者は憂えに反る意味:楽しみだけに夢中になって大事なことを忘れると、必ず心配ごとがやって来る。
- 頼み難きは人心意味:人の心はうつろいやすく頼みにならない。
- 頼む木の下に雨漏る意味:頼みにしていたのに当てが外れること。
- 頼むと頼まれては犬も木へ上る意味:どうしてもと頼まれれば、無理難題も聞こうという気になる。
- 頼めば越後から米搗きにも来る意味:頼み方ひとつで、どんな難しいことでもやってくれる人がいるものだ。
- 頼めば鬼も人食わず意味:好きなことでも、いざ頼むともったいぶること。
- 田走るより畔走れ意味:遠回りでも安全かつ確実な道を選ぶ方が、結局得だということ。
- 旅の犬が尾をすぼめる意味:自分のテリトリーで吠えるのに、見知らぬ旅先ではおびえ小さくなるように家の中では威勢よく威張るが、外に出ると意気地ないこと。
- 旅の恥は掻き捨て意味:旅では知っている人がいないから、どんなことをしても恥辱にならない。
- 足袋は姉を履け雪駄は妹を履け意味:足袋は洗うと縮むので、姉の足に合う大きめのものを買って、雪駄は使うと鼻緒がゆるむので妹の足に合う小さめのを買えということ。
- 旅は憂いもの辛いもの意味:昔の旅は不便で、旅先では頼りにする人もなく、その土地の事情に暗いため心配ごとが多かったということ。
- 旅は道連れ世は情け意味:旅では道連れがいると心強いように、世の中を渡るには互いに情けをかけ合うことが大切だというたとえ。
- 足袋屋の看板意味:一人合点で相手は納得していないこと。
- 他聞を憚る意味:他人に聞かれては困る。
- 食べてすぐ寝ると牛になる意味:牛は食べた後横になり反芻する習性があり、食べた後すぐ横になるのは行儀が悪く、牛になると戒めた言葉。
- 多弁能なし意味:よくしゃべるものほど役に立たない。
- 玉ある淵は岸破れず意味:賢者や勇者のそろう国は、滅ぼされることがない。
- 卵に目鼻意味:色白でかわいらしい顔立ちのことをいい、主に、女性や子供についていう。
- 卵の殻で海を渡る意味:とても危ないことをすること。
- 卵を盗む者は牛も盗む意味:小さな悪事をはたらいた者はやがて大きな犯罪を犯すようになるので、小さな悪事も見逃してはいけないということ。
- 卵を見て時夜を求む意味:順序を考えず、結果を急ぎ期待をかけすぎること。
- 卵を以て石に投ず意味:弱者が無闇に強者に立ち向かうこと。
- 騙すに手なし意味:だますつもりで来られたら、どんなに用心していても防ぐことはできない。
- たまたま事をすれば雄猿が孕む意味:普段やらないことをしようとしている人を冷やかして言うことば。
- 玉簾と薦垂れ意味:貴賎富貴の差がはなはだしいこと。
- 玉となって砕くとも瓦となって全からじ意味:男子たるもの貴重な玉として砕かれるように名誉の死を遂げても、無価値な瓦として生きながらえたいとは思わない。
- 玉に瑕意味:ほとんど完全で、それさえなければ満点なのにも関わらず、ほんの少しの欠点があること。
- たまに出る子は風に会う意味:いつもはしないことをすると、失敗したり不運な目にあう。
- 玉の輿に乗る意味:女性が、自分よりも地位や財産のある人と結婚する。
- 玉の杯底なきが如し意味:見かけは良いが、役に立たないこと。
- 玉琢かざれば器を成さず意味:生まれつきすぐれた才能を有していても、学問や修養を積まなければ立派な人間になることはできないということ。
- 玉磨かざれば光なし意味:宝石だって磨かれなければ美しく光を放つ事が無いように、優れた才能や秀でた素質を持つ人物でも、努力して自分を磨かなければ、その才能や素質を活かすことができないという事。
- 玉山に在りて草木潤う意味:君子や賢人の影響で、周りの人々の心は潤い豊かになる。
- 黙り虫壁を通す意味:黙って努力するものは、人知れず大きなことを成し遂げる。
- 玉を攻むるに石を以てす意味:取るに足りないものでも、それを使いすぐれたものをつくり上げることができる。
- 玉を転がす意味:高くて美しい声のたとえ。
- 玉を衒いて石を賈る意味:外見だけ立派に見せて、中身は価値のないもののこと。
- 民の口を防ぐは川を防ぐよりも甚だし意味:国民の言論の自由を取り上げるのは川の氾濫を防ぐより難しく、国民の怒りが爆発すると堤防が決壊して洪水になるように国にとって危いということ。
- 民の声は神の声意味:民衆の声は神に等しく、為政者は民衆の声に耳を傾けなければならないということ。
- 民は之に由らしむべし、之を知らしむべからず意味:人民を従わせることはできても、すべての人に政治の道理を理解させることはむずかしいというたとえ。
- 民は三に生ず意味:人は両親から生まれ師に教わり、君主に養われて生きるのだから、この三者には等しく仕え、その恩に報いるべきだということ。
- 民を貴しと為す意味:国家の根本は人民で、人民が最も大事で重要だということ。
- 民を使うに時を以てす意味:国民を徴用する際は、農耕の妨げにならないよう時期を考慮すべきだということ。
- 惰眠を貪る意味:怠けて眠ってばかりいる。
- 矯めつ眇めつ意味:色々な方向から念入りに見るようす。
- 矯めるなら若木のうち意味:欠点や悪い癖を矯正しようと思ったら、若いうちのほうが柔軟性があってよいということ。
- 田もやろ畔もやろ意味:かわいさあまって分別なく何もかも与えること。
- 便りのないのは良い便り意味:平穏で無事な時や特になにもない時は、人はなかなか手紙を書かないものであるから、手紙が来ないのは良い便りと同じだという事。
- 盥半切りを笑う意味:取るに足りないものが、自分と差のないものを馬鹿にして笑うこと。
- 誑しが誑しに誑される意味:いつも人をだましている人が、だまそうとして逆にだまされてしまうこと。
- 足らず余らず子三人意味:収入は少なすぎず多すぎず、子供が三人いるのが一番良いということ。
- 足ることを知る意味:分相応に満足すること。
- 足るを知る者は富む意味:満足を知る者は、生活が貧しくても精神的には豊かである。
- 足るを知れば辱められず意味:分相応に満足するものは、余計な欲がないので辱められたり間違えることがない。
- 誰か烏の雌雄を知らん意味:是非善悪の判断が難しいことをいう。
- 田を作るより畔を作れ意味:畦がよければ農作業の効率がよくなり収穫量が向上するから、畔塗りを丁寧にせよということ。
- 談義の場の嫁謗り意味:言動が矛盾すること。
- 短気は損気意味:すぐにいらいらして短気を起こすと、喧嘩けんかをしたり、あぶない目にあったりして、結局は短気を起こした本人が損をするという事。
- 短綆は以て深井の泉を汲むべからず意味:思慮が浅いものには、深い道理を知ることができない。
- 団子隠そうより跡隠せ意味:秘密は、本人が知らない思いがけないところから知られてしまうということ。
- 男子家を出ずれば七人の敵あり意味:男が社会に出ると、多くの敵があり苦労するということ。
- 単糸線を成さず意味:人は、一人では何もできないということ。
- 丹漆文らず意味:もとから美しいものは、とくに飾る必要がないということ。
- 断じて行えば鬼神も之を避く意味:決意を固くして断行すれば、何者もこれを妨げることはできない。
- 男子の一言金鉄の如し意味:男子たる者、一度口から出た言葉や約束は金や鉄のように堅く守るべきだということ。
- 男女椸枷を同じくせず意味:厳しく男女を区別すべきだということ。
- 男女功を貿え相資りて業をなす意味:男女はそれぞれ仕事を分担し助け合って生活するということ。
- 男女七歳にして席を同じうせず意味:男女は七歳になったら同じ席には座ってはいけない。
- 丹精を込める意味:心を込めて物事をすること。
- 旦那の喧嘩は槍持ちから意味:大きな争いも小さなことが原因で起こる。
- 単なれば折れ易く、衆なれば則ち摧け難し意味:一人ではできないことでも、たくさんの人が協力すれば可能になる。
- 丹の蔵する所の者は赤し意味:人は交際する人間によって、善にも悪にもなる。
- 澹泊の士は必ず濃艶の者の疑う所となる意味:欲がない淡白な人は、欲深いしつこい人から必ず疑われる。
- 胆は大ならんことを欲し、心は小ならんことを欲す意味:度胸や勇気があり、かつ繊細で緻密な心を持つ人間でありたいということ。
- 丹は磨く可くして赤きを奪う可からず意味:外は変えられるが、本質は変えられない。
- 断末魔意味:死ぬ瞬間の苦痛のこと。
- 短を捨て長を取る意味:短所や欠点を捨て、長所だけを選びのばすこと。
- 弾を執りて鳥を招く意味:方法を間違えて、目的と反対の結果になること。


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