「し」で始まることわざ
【し】からはじまることわざ
- 慈ある父も益なき子は愛せず意味:情け深い親でも役立たずの子供を愛することはないということ。
- 思案の案の字が百貫する意味:物事は熟考して行動を起こすべきだということ。
- 塩辛を食おうとて水を飲む意味:手回しがよすぎて役に立たないこと。
- 仕置き場の巾着切り意味:悪い人間はどんな所にもいる。
- 塩にて淵を埋む如し意味:徒労に終わること。
- 塩を売れば手が辛くなる意味:仕事の癖や習慣はしっかり身につき生まれつきのようになる。
- 四海波静か意味:世の中が平和であること。
- 四海を家とす意味:政治を執り行うものは天下を家とし、国民を家族と見なすということ。
- 四角な座敷を丸く掃く意味:大ざっぱでいい加減な仕事をすること。
- 鹿の角を蜂が刺す意味:なんにも感じないことのたとえ。
- 歯牙の間に置くに足らず意味:取り立てて言うようなことではないということ。
- 鹿待つところの狸意味:期待に反してつまらないものを手に入れることのたとえ。
- 鹿見て矢を矧ぐ意味:準備不足で、その時がきてあわてて用意すること。
- 自家薬籠中の物意味:自分の薬箱の中の薬のように、思い通りに使えるもの。
- 鹿を逐う者は兎を顧みず意味:大きなことをなそうとするものは、小さなことにとらわれないということ。
- 鹿を追う者は山を見ず意味:目先の利益を追っている者は、周囲の状況に気づかないというたとえ。
- 鹿を指して馬と為す意味:人を欺き愚弄することにいう。
- 鎡基ありといえども時を待つに如かず意味:才能があっても時機が来ないと生かすことはできない。
- 色即是空、空即是色意味:この世に存在するすべてのもの、その本質は実体のない仮の姿であるということ。
- 至貴は爵を待たず意味:本当の貴さというものは爵位によらない。
- 死棋腹中に勝着あり意味:負けそうな窮地だが、そこに形勢逆転の好機が隠れていること。
- 自彊息まず意味:怠けることなく、努め励み続けること。
- 色欲は命を削る斧意味:性的欲望におぼれると寿命を縮めることもあるというたとえ。
- しくじるは稽古のため意味:失敗を重ねることが上達につながるということ。
- 至言は言を去る意味:最高の言葉は、言葉を発することを捨て去った無言の中にある。
- 至言は耳に忤う意味:道理にかなったことばは耳に痛いということ。
- 子貢が多言も顔子の一黙には如かず意味:無駄口をたたかず徳を養うことが最良だということ。
- 地獄極楽は心にあり意味:心の持ち方次第でこの世は地獄にも極楽にもなる。
- 地獄で仏に会ったよう意味:ひどく困っているときや、危ないときに、思いがけない助けに会って喜ぶことのたとえ。
- 地獄にも知る人意味:遠くへ行っても知人と巡り合うものだということ。
- 地獄の一丁目意味:破滅や困難に向かう第一歩。
- 地獄の釜の蓋も開く意味:正月の十六日と盆の十六日には、地獄でも罪人を煮る釜の蓋を取って鬼が休むというくらいだから、この世でも仕事を止めようということ。
- 地獄の沙汰も金次第意味:この世のことはすべて、お金さえあれば解決できるという意味。
- 地獄は壁一重意味:地獄はすぐ近くにあるということ。
- 地獄も住家意味:住み慣れればどんなところでも住みやすくなるということ。
- 仕事は多勢旨い物は小勢意味:大勢で仕事をしたほうが能率がよく、おいしいものを食べる時は少人数の方が取り分が多くなり得であるということ。
- しし食った報い意味:禁じられていることをしたために当然の報いを受けること。
- 獅子屈中に異獣なし意味:優秀な師のところには優秀な弟子が集まる。
- 獅子身中の虫意味:獅子の体内に寄生して恩恵を受けている虫が、獅子を死に至らしめるということで、内部にいて味方でありながら、味方に害を与えるもののたとえ。
- 事実は小説よりも奇なり意味:事件など現実に起こる事実のほうが、趣向(しゅこう)を凝らして作られる小説よりも不思議な変化に富んでいて面白いものだということ。
- 死して義ならざるは勇に非ざるなり意味:道に外れたことで死ぬのは本当の勇気ではないということ。
- 死しての千年より生きての一日意味:死んだ後の千年より生きている間の一日の方が価値があるということ。
- 死して後已む意味:死んで、はじめてやめるということ。
- 死しての長者より生きての貧人意味:金持ちでも死んでは意味がない。
- 獅子に牡丹意味:組み合わせがよいたとえ。
- 獅子の子落とし意味:自分の子供にわざと苦しいことをさせて、その能力を試し鍛え、立派な人間に育てようとすることのたとえ。
- 四時の序、功を成す者は去る意味:成功し名をあげたら、後進に道を譲り退くべきであるということ。
- 榻の端書意味:恋愛を成就させるのは難しいということ。
- 獅子は小虫を食わんとてもまず勢いをなす意味:簡単なことでも手を抜かず全力で取り組むこと。
- 蜆貝で海を量る意味:不可能なこと。
- 蜆千より法螺貝一つ意味:役に立たないものがたくさんあるより、役に立つものが一つだけあった方が良い。
- 獅子も頭の使いがら意味:人の上に立つ指導者の働きが重要であるということ。
- 磁石鉄を吸うとも石を吸わず意味:清らかな人は不正を受け入れられないということ。
- 磁石に針意味:磁石にくっつく針のように離れないもののこと。
- 四十過ぎての道楽と七つ下がって降る雨は止みそうで止まぬ意味:夕方からの降雨がなかなかやまないように、四十歳を過ぎてから覚えた道楽はやめることができないということ。
- 四十にして惑わず意味:四十歳になって、道理も明らかになり自分の生き方に迷いがなくなったということ。
- 辞譲の心は礼の端なり意味:辞退して人に譲る精神は礼のめばえということ。
- 師匠は鐘の如し意味:鐘はつき方次第で音が大きくも小さくもなるように、師の指導や受け答えが教え子の熱量次第で違ってくるということ。
- 爾汝の交わり意味:呼び捨てにし合うほど親しい関係のこと。
- 四時を貫きて柯を改め葉を易えず意味:節操を固く守りぬくこと。
- 地震雷火事親父意味:世の中でとくに恐ろしいものを並べた言い方。
- 地震の時は竹薮に逃げろ意味:地震が発生した時は竹やぶに避難すると安全ということ。
- 沈む瀬あれば浮かぶ瀬あり意味:・人生、落ちぶれることもあれば栄えることもあるということ。
- 死生命あり意味:人の寿命は運命で決まっていて、人にはどうすることもできないということ。
- 咫尺を弁せず意味:至近距離のこともわからないということ。
- 時節の梅花春風を待たず意味:天の理は、人の力ではどうすることもできないということ。
- 死せる孔明、生ける仲達を走らす意味:亡くなったあとでも、生前のままの威力が保たれていて、生きている者を恐れ、震え上がらせることのたとえ。
- 地蔵は言わぬが我言うな意味:うっかり秘密を漏らすことが多いから、発言には気をつけよということ。
- 士族の商法意味:商売に向かない人が商売で失敗をすること。
- 児孫自ずから児孫の計あり意味:子や孫には各々の暮らしや考えがあるから、親が口を出したり心配する必要はないということ。
- 児孫のために美田を買わず意味:子孫のために財産を残すと、かえって良い結果にならないことから、そうしないこと。
- 下いびりの上諂い意味:目下の者につらく当たり目上の者にこびること。
- 舌三寸に胸三寸意味:口から出たふとした言葉や思い付きが問題を引き起こすことがあるので注意が必要だということ。
- 親しき仲に垣をせよ意味:親しい仲でも礼儀は守るべきだということ。
- 親しき仲にも礼儀あり意味:どんなに親しい間柄でも、相手を思いやる礼儀や節度を忘れてはいけないという教え。
- 親しき仲は遠くなる意味:親しいからと礼儀を欠き遠慮がなくなると、仲違いして疎遠になるということ。
- 下地は好きなり御意はよし意味:好きなことを他からも好意をもってすすめられ、非常にうれしいということ。
- 滴り積もりて淵となる意味:些細なものでも集まれば大きなものになる。
- 舌の剣は命を断つ意味:言葉を慎まないと身を滅ぼすことがあるということ。
- じたばたしても鶏は跣足意味:何を言っても事実は事実であることにかわりはないということ。
- 舌は禍の根意味:ことばはわざわいを招くもと、不用意に発することばやおしゃべりはなるべく慎(つつし)めということ。
- 七細工八貧乏意味:なんでもできる器用な人は、すべてが中途半端で貧乏であるということ。
- 七十にして心の欲する所に従えども矩を踰えず意味:70歳になると、心のおもむくままに行動しても道徳の規範から外れることはない。
- 七人の子はなすとも女に心許すな意味:身内でも裏切ることがあり身を滅ぼすことがあるから、長年連れ添った妻でも気を許すなということ。
- 七年の病に三年の艾を求む意味:その時が来てから対策しても効果が無いので、常日頃から心構えをしておくことが大切ということ。
- 至知は幾ならず意味:至高の知恵は目立たないもののことをいい、機知が目につくうちは大したことはない。
- 七夜のうちの風邪は一生つく意味:産後七日間に風邪を引くと、風邪を引きやすい子になるということ。
- 死中に活を求める意味:・助かる見込みがない絶望的(せつぼうてき)な状況で、生きのびる道を探すことのたとえ。
- 鷙鳥百を累ぬるも一鶚に如かず意味:無能な人間がたくさんいても、有能な人間一人にはかなわないということ。
- 日月に私照無し意味:恩恵を平等にほどこすこと。
- 日月は地に墜ちず意味:人として守るべき真理や道義が滅びず残っていること。
- 日月逝けり歳我と与ならず意味:月日はどんどん過ぎゆき、歳月は人を待つことはないということ。
- 疾行には善迹無し意味:急ぎでやったことに良い結果はついて来ないということ。
- 膠漆の契り意味:結びつきが強く離れられない関係のこと。
- 十時上がりに傘離すな意味:10時頃に上がった雨は再び降りだす恐れがあるため、傘を離してはいけない。
- 十字架を背負う意味:消えそうもない深い苦しみや罪の意識に、いつまでも悩み続けることのたとえ。
- 七珍万宝の随一は人の命と人の誠意味:宝物の中でもっとも大事なのは、命と真心だということ。
- 質的張りて弓矢至る意味:目的を持ち行動しはじめると、それに関するものが自ずと集まってくること。
- 知って知らざれ
- 知って問うは礼なり意味:既知のことでも丁寧に尋ね慎重に行うのが礼儀だということ。
- 室に怒りて市に色す意味:プライベートの怒りを外に持ち出し、無関係な人に八つ当たりすること。
- 失敗は成功の基意味:失敗することで、その原因を考えて反省し改善することで、同じ失敗をくり返さないように心がければ、次の成功をもたらす原動力になるということ。
- 実は嘘の奥にあり意味:真実は嘘の奥にひそんでいるものだということ。
- 十把一絡げ意味:十個の束を一まとめにして扱うという意味で、良いものと悪いもの、あるいは多くの種類のものを区別せずに全部ひとまとめにして扱うこと。
- 疾風に勁草を知る意味:苦難にあってはじめて、その人の節操の堅さや意志の強さがわかるということ。
- 疾雷耳を掩うに及ばず意味:素早い相手の行動に対処する暇がないこと。
- 地頭に法なし意味:権力をもつ者が横暴であることをいう。
- 至徳を論ずる者は俗に和せず意味:最高の徳を論ずる人は、世俗の議論に妥協しないということ。
- 子と袍を同じくせん意味:友人同士が助け合い、困難を共にすること。
- 品川海苔は伊豆の磯餅意味:同じものでも場所によって名前が変わること。
- 死なぬ子三人皆孝行意味:三人もの子が親より長生きしてくれれば何よりの親孝行だということ。
- 死なぬものなら子一人、減らぬものなら金百両意味:早死にしないなら子供は跡継ぎに一人、減らないのならば金は百両あればいいという庶民の願望を表すことば。
- 慈なるが故に能く勇なり意味:慈愛の心が勇気を生み、その勇気こそ真の勇気であるということ。
- 士に一定の論あり意味:立派な男子は、一定の意見や識見をもっていなければいけないということ。
- 死に牛に芥かける意味:死人に罪をかぶせること。
- 死に馬が屁をこく意味:ありえないことのたとえ。
- 死に馬に鍼を刺す意味:何の効果も得られないことのたとえ。
- 死にがけの念仏意味:元気で生きているときに信心するものはあまりいないが、死に際には念仏を唱えるものが多くなるということ。
- 死に花を咲かせる意味:名誉を残すような立派な死に方をする。
- 詩に別才あり意味:詩は才能で作られ、学や教養で作られるものではない。
- 死に水を取る意味:近くで死ぬまで世話をすることをいう。
- 死に別れより生き別れ意味:死んで別れるのもつらいが、生き別れはさらにつらい。
- 死人に口無し意味:死んだ人は証言や抗弁もできないことから、無実の死人に罪を着せることや、死人を証人に立てることもできないことをいう。
- 死人に妄語意味:生きている人が嘘をついて死人に罪をかぶせること。
- 死ぬ死ぬと言う者に死んだ例なし意味:死ぬと頻繁に口にする者に自殺する者はいないということ。
- 死ぬほど楽はない意味:生きることはつらいことが多いので死んだ方が楽だということ。
- 死ぬ者貧乏意味:死者が一番損だということ。
- 死ぬる子は眉目よし意味:早逝したものを惜しむ気持ちをいう。
- 死ねば死に損、生くれば生き得意味:生きていればどうにでもなるということ。
- 駟の隙を過ぐるが如し意味:月日の過ぎるのがとてもはやいことをいう。
- 死は或いは泰山より重く或いは鴻毛より軽し意味:人の命には事の次第によっては軽重があるということ。
- 芝居は無筆の早学問意味:学のないものでも、芝居を見れば簡単に学ぶことができるということ。
- 士は己を知る者のために死す意味:立派な男子は自分の価値が分かる人のために命を惜しまず尽くすということ。
- 驟戦えば則ち民罷れ、驟勝てば主驕る意味:何度も戦争をすると国民は疲弊し、戦争に勝利し続けると驕り高ぶるということ。
- 四百四病の外意味:疾病とは別の病の意から、恋わずらいのこと。
- 四百四病より貧の苦しみ意味:あらゆる病気より貧乏の方が苦しいとうこと。
- 渋柿が熟柿に成り上がる意味:あらゆるものは時とともに変化すること。
- 渋柿の長持ち意味:つまらないものや悪人が長生きすること。
- 自分で蒔いた種は自分で刈らねばならぬ意味:自分がしたことの結果は、自分自身で責任を持つべきだということ。
- 自分の子には目口が開かぬ意味:自分の子を溺愛するあまり、子の欠点や過ちが見えず悪く言うことはないということ。
- 自分の盆の窪は見えず意味:自分で自分の欠点は「盆の窪」は後頭部から首筋にかけての窪んだ部分で、自分では見ることができない。
- 耳聞は目見に如かず意味:耳で聞いて得た知識より、自分の目で見たり経験したことの方が確かな知識となるということ。
- 慈母に敗子あり意味:子供を甘やかして育ててはいけないということ。
- 糸麻有りと雖も菅蒯を棄つること無かれ意味:上質のものばかり重んじて、取るに足りないものを軽んじるのはよくないということ。
- 自慢高慢馬鹿のうち意味:うぬぼれるもの、高慢なもの、愚かものは同類ということ。
- 自慢の糞は犬も食わぬ意味:自慢だらけの人間は嫌われる。
- 自慢は知恵の行き止まり意味:自慢をするようになってしまうと、もはや進歩も向上もしなくなってしまうということ。
- 駟も舌に及ばず意味:失言は消すことができないから、発言には気をつけよということ。
- 霜を履んで堅氷至る意味:何かが起こる時には前兆があるということ。
- 麝あれば香し意味:才能あるものは自然に世に認められることになるということ。
- 社未だ屋せず意味:まだ国が滅びるにいたっていないということ。
- 蛇が出そうで蚊も出ぬ意味:何か大きなことが起こりそうだ が、実際は何も起きないという意味。
- 釈迦に宗旨なし意味:釈迦は仏教の本尊なので、宗門や宗派はない。
- 釈迦に説法意味:その道をよく知っている人に、知っていることを得意げに教えることのたとえ。
- 杓子は耳掻きにならず意味:飯・汁などをすくう皿形の部分に、柄がつけてある道具。
- 鵲巣風の起こる所を知る意味:動物の行動からいろんなことを予測できるということ。
- 尺の木も必ず節目有り寸の玉も必ず瑕瓋あり意味:完璧なものなど存在しないということ。
- 尺も短き所あり寸も長き所あり意味:あらゆるものには一長一短があり、場合によって何が役に立つか分からない。
- 尺を枉げて尋を直くす意味:大きなことのために瑣末なことを犠牲にすること。
- 麝香は臍故命をとらるる意味:長所が災いを招くということ。
- 鯱立ちも芸のうち意味:逆立ちも芸の一つだということ。
- 爝火微なりと雖も卒に能く野を燎く意味:瑣末なこともおろそかにしてはいけないということ。
- 借金は身上の薬意味:借金のあるものは借金返済のために努力するため、よく働けるよう健康に気をつかい節約するから財産を増やすことになるということ。
- 蛇の道は蛇意味:同類のことは、同類がよく知っている。
- 蛇は寸にして人を呑む意味:優れた者は、幼少の頃から人並みはずれた資質や才能を備えているということ。
- 娑婆で見た弥次郎意味:知っている人なのに、知らないふりをすること。
- しゃべる者に知る者無し意味:おしゃべりな者は、よく知りもしないでしゃべっていることが多いということ。
- しゃべる者は半人足意味:おしゃべりをしながら仕事をする者は、一人前の半分しか仕事ができないということ。
- 沙弥から長老意味:一足飛びに異例の出世をすること。
- 沙弥から長老にはなれぬ意味:物事には順序があり、一足飛びには上に進めないこと。
- 邪を禁ずるに邪を以てす意味:悪を取り除くのに悪を用いること。
- 舎を道辺に作れば三年にして成らず意味:他人の意見に耳を傾けていたら何もできないということ。
- 醜夷に在りて争わず意味:兄弟や仲間の争いで親に心配をかけるようなことはしないということ。
- 十囲の木始め生じて蘖なれば足掻いて絶つべし意味:小さいうちは災いを簡単に根絶やしにできるが、大きくなってからでは難しいということ。
- 十月の投げ木意味:陰暦の十月のころは、木を放り投げておいても根付くくらい移植に最適な時期だということ。
- 衆寡敵せず意味:小人数では多人数に立ち向かってもとうていかなわない。
- 習慣は自然の若し意味:習慣として身につくと、生まれ持っての天性のようになるということ。
- 習慣は第二の天性なり意味:身についた習慣は生まれつきの性質のように、日常生活に影響を及ぼすということ。
- 十行倶に下る意味:読書のスピードがはやいこと。
- 衆曲は直を容れず意味:多くの悪人が我が物顔で歩き回っている世の中では、少数の者が正しいことをしても受け入れられない。
- 獣窮まれば即ち噛む意味:獣は追い詰められると必死に抵抗しようとかみつくということ。
- 衆愚の諤諤たるは一賢の唯唯には如かず意味:大勢の愚かな者が盛んにいう意見は、たった一人の賢人の「そのとおり」という返事の説得力には及ばないということ。
- 衆口金を鑠かす意味:人の噂や中傷のこわさをいうことば。
- 衆口は禍福の門意味:他人が言うことには注意しなければいけないということ。
- 衆之を悪むも必ず察す意味:世間の評判で物事を判断してはいけないという孔子の教え。
- 十七八は藪力意味:十七、八歳のころは根がしっかり張った竹やぶをも引き抜くくらいの力が出るということ。
- 宗旨の争い釈迦の恥意味:仏教の宗派はすべて釈迦の教えがもとになっているので、宗旨争いは釈迦の恥になるということ。
- 主従は三世意味:主従の関係は前世(過去)・現世(現在)・来世(未来)にもわたる深いものだということ。
- 衆少多きを成す意味:少ししかなくても、たくさん集めれば大量になる。
- 衆心城を成す意味:大勢の人が一致団結すれば城のように堅固なものになり破られるものではないということ。
- 修身斉家治国平天下意味:自分の行ないを正しくし、家庭もととのえ、国家を治め、天下を平らかにする。
- 終身善を為し一言則ち之を破る意味:発言を慎まないといけないということ。
- 終身路を譲るも百歩を枉げず意味:生涯を通して道を譲り続けても、そのために余計に歩いた歩数は百歩にも満たない。
- 衆草と伍す意味:賢い人が凡人と交流を持つこと。
- 舟中も敵国意味:味方でも敵になりかねないということ。
- 衆怒犯し難し意味:多くの人の怒りには抵抗し難く、人々が嫌うことを無理に成し遂げようとすると災いを起こす。
- 十読は一写に如かず意味:書物は十回読み直すより、丁寧に一回書き写した方が理解が深まるということ。
- 衆と好みを同じくすれば成らざるなし意味:大多数の好みに一致することをすればどんなことでもできるということ。
- 舅の物で相婿もてなす意味:他人のものを利用して自分の義理を果たすこと。
- 姑の仇を嫁が討つ意味:姑にいびられた仇を自分の息子の嫁をいびって晴らすこと。
- 姑の十七見た者がない意味:姑の自慢話はあてにならないということ。
- 姑の三日誉め意味:姑が嫁をほめることはほとんどなく、たまにほめても三日で不機嫌になるということ。
- 主と病には勝たれず意味:主人の無理難題と病気の苦しみには勝てないということ。
- 柔なるも亦茹わず剛なるも亦吐かず意味:弱い相手も侮らず、強い相手も恐れないということ。
- 十年一剣を磨く意味:長い間武術の修練を積み力を発揮するチャンスを待つこと。
- 十年の計は樹を植えるにあり意味:十年で利益を出すためには、樹を植えるのが良い。
- 重箱で味噌をする意味:些細なことにこだわらず大目に見ること。
- 重箱に鍋蓋意味:うまくかみ合わないことのたとえ。
- 重箱に煮染め意味:見た目は立派なのに、中身は粗末であること。
- 重箱の隅をつつく意味:すみからすみまで、または些細なことまで干渉・穿鑿せんさくすることのたとえ。
- 十八の後家は立つが四十後家は立たぬ意味:十八歳くらいで未亡人になった女性は結婚していた期間が短いので操を立てて生活できるが、四十歳過ぎての未亡人は操を立てるのが難しい。
- 秋波を送る意味:色目を使って相手の関心をひこうとする。
- 愁眉を開く意味:今までの心配事がなくなって安心する。
- 十分はこぼれる意味:欲張ることなくほどほどが良いということ。
- 重宝を抱く者は以て夜行せず意味:重要な任務がある者は、軽率なことはしないということ。
- 十目の視る所、十手の指さす所意味:言動は大勢の人間に注視されるから、欺くことは不可能なので慎むべきだということ。
- 十文が油をとぼして五文の夜なべせよ意味:目先の勘定では損に見えても、精を出せば身のためになるということ。
- 柔能く剛を制す意味:柔軟なものが、そのしなやかさでかたいものの矛先をそらし、結局は勝つことになるというたとえ。
- 衆力功あり意味:大勢の人が力を合わせれば成功しやすい。
- 獣を得て人を失う意味:何かを得る代償が高すぎることをいう。
- 雌雄を決する意味:戦って、勝敗を決める。
- 湿を悪みて下きに居る意味:人に悪口を言われたくないのに行動を改めないこと。
- 臭を万載に遺す意味:悪い評判を後世にまで残すこと。
- 菽麦を弁ぜず意味:物の区別がつかない愚か者のこと。
- 主将の法は務めて英雄の心を攬る意味:もっともすぐれた部下を懐柔することが、総大将として軍隊を統率する最善の策である。
- 手足を措く所なし意味:安心して身を置く場がない。
- 出家の念仏嫌い意味:最も重要なことが嫌いだったり、できなかったりすること。
- 朱に交われば赤くなる
- 須弥山と丈競べ意味:比べものにならないこと。
- 順境は友を作り、逆境は友を試す意味:暮らしが順調なときは友ができ、苦境の時はその友が真の友かが分かる。
- 春秋の筆法意味:孔子の編集によるといわれる『春秋』(五経の一つ)に見られるような厳しい批判的態度による論法。
- 春宵一刻値千金意味:花は香り、月はおぼろな春の夜の一時は、まことに趣が深く、千金にも換えがたい。
- 駿足長阪を思う意味:自分の力に自信のある者が苦難を恐れず、自分の才能を試してみようとかんがえること。
- 春氷を渉るが如し
- 春風の中に坐するが如し意味:万物を育成する春風のような師からのあたたかい指導を受け、助けられるさまをいう。
- 春眠暁を覚えず意味:春の気候は暑くも寒くもなく快適な眠りがむさぼれるが、夜が短くて、夜が明けたのも知らずに熟睡してしまうという意味。
- 駿馬痴漢を乗せて走る意味:せっかくのいい馬なのに、乗っているのがつまらない男で実にもったいない、という意味から転じて、相応の相手にめぐりあえない、世の中は思うようにいかないことを表現したことば。
- 春蘭秋菊倶に廃すべからず意味:どちらも優れていて優劣がつけがたいこと。
- 上医は国を医す意味:優秀な医師は国の病である戦乱や弊風などを治すべきで、人の病を治すのは二の次である。
- 小異を捨てて大同に就く意味:意見の違いが多少あることは無視して、大勢が支持する大局的な意見に従うこと。
- 常着よしの晴れ着なし意味:常に上等な服を着ているので、いざという時に着る晴れ着がないということ。
- 上交諂わず下交驕らず意味:身分や地位で差をつけず、誰に対しても公平に接すること。
- しょう事なしの米の飯意味:麦の方が安いのに、麦を買う金がないため手持ちの米を食べること。
- 上戸に餅下戸に酒意味:見当違いでありがた迷惑なこと。
- 上戸の手弱意味:酒が好きな人は、普段は真面目で融通が利かない人でも酒を飲むと物分かりがよくなるということ。
- 上戸は毒を知らず下戸は薬を知らず意味:酒飲みは酒が毒になることを知らず酒を飲み、下戸は酒が薬になることを知らないで酒を飲まない。
- 常山の蛇勢意味:前後左右どこにも隙や欠点のないこと。
- 正直の頭に神宿る意味:何事においても正直に振る舞う者には神の加護があるということ。
- 正直の儲けは身につく意味:真面目に働いて稼いだお金ほど無駄遣いしないので身から離れないということ。
- 正直は阿呆の異名意味:正直は大切なことだが、融通が利かないのは愚か者と同じだということ。
- 正直は一生の宝意味:正直だということは、一生を通して守らなければならないような、大切なものであるというたとえ。
- 正直貧乏横着栄耀意味:正直者は正直だから貧乏になり、図々しくずるい者が栄えること。
- 正直者が馬鹿を見る意味:悪賢い者がずるく立ち回って得をするのに反し、正直な者はかえってひどい目にあう。
- 小事に拘わりて大事を忘るな意味:小さなことにこだわって本来の目的を忘れてはいけなという戒め。
- 小忍びざれば則ち大謀を乱る意味:些細なことを我慢できないようでは大きなことは成し遂げられない。
- 小事は大事意味:些細なことから大きなことが起きるので、些細なことをおろそかにしてはいけないということ。
- 勝者の用うる所は敗者の棋なり意味:同じものでもそれを使う人の手腕次第で成功したり失敗したりする。
- 猩猩は血を惜しむ、犀は角を惜しむ意味:誰にでも守るべき大切なものがあるということ。
- 猩猩能く言えども禽獣を離れず意味:鳥、獣、人間の違いは礼儀を知っているかどうかで、礼儀を知らない人間はどれほど上手に話ができても鳥や獣と同じだということ。
- 小事を軽んずる勿れ意味:些細なことでも軽んじてはいけない。
- 小人閑居して不善をなす意味:器量の小さい人は暇でいると、つい、よくないことをする。
- 小人窮すればここに濫す意味:『論語』で孔子が、君子は困窮しても節度を守る一方、小人は追い詰められると取り乱して節度を失う、と述べた言葉。
- 小人の過つや必ず文る意味:徳のないつまらない人間は過ちをおかすと、行いを改めず誤魔化してやりすごそうとする。
- 小人の腹は満ち易し意味:徳のないつまらない人間は目先の利益にとらわれ、その腹の中も利益のことでいっぱいになる。
- 小人の交わりは甘きこと醴の如し意味:徳のないつまらない人間の交際は、甘酒のように甘くべったり馴れあうものだが、利益がないと長続きしないということ。
- 小人は始め有りて終わり無し意味:徳のないつまらない人間は、始めることはできても結果を出すことができない。
- 小水石を穿つ意味:怠らず励み続ければ、どんな困難なことでもやり遂げることができるということ。
- 小水の魚意味:わずかな水たまりに住む魚。
- 誦数以て之を貫く意味:繰り返し読むことで書物の内容を徐々に理解するようになるということ。
- 上手な嘘より下手な実意意味:上辺ばかりで心がこもっていないことより、手際が悪く下手でも心がこもっていることの方が尊い。
- 上手の手から水が漏れる意味:名人でも、失敗をすることがあるということ。
- 上手の猫が爪を隠す意味:本当に能力のある者は、それをひけらかすようなことはしないたとえ。
- 上手はあれど名人はなし意味:一芸をきわめることは困難であること。
- 上手は下手の手本、下手は上手の手本意味:芸を精進することの厳しさや真摯さをいう。
- 上手昔より上手ならず意味:何事においても始めから上手な者はいるわけではなく、それぞれに苦労と努力を重ねた結果であるということ。
- 小節を規る者は栄名を成す能わず意味:小さな礼節など瑣末なことにこだわる者は、大きな成功をなし名声を得ることはできない。
- 少壮にして努力せずんば老大にして乃ち傷悲せん意味:若く元気な時は努力し励まないと、年老いてから悔やむことになるということ。
- 上知と下愚とは移らず意味:生まれつき聡明な人と生まれつきの愚か者は、その後の環境や教育で変わるものではない。
- 笑中に刀あり意味:表面は穏やかそうだが、心の内には邪心を秘めていること。
- 掌中の珠意味:最愛の子など大事なもののたとえ。
- 小恥を悪む者は大功を立つる能わず意味:小さな恥をかくことを恐れては大きな成功を成し遂げることはできないということ。
- 小敵と見て侮る勿れ意味:少人数の敵でも侮ってはいけない。
- 少年老い易く学成り難し意味:月日のたつのは早く、年若い者もすぐに年をとってしまうが、学問のほうは成就しにくい。
- 少年に学ばざれば老後に知らず意味:若いころに勉強に励まないと、年老いてから無知で苦労するということ。
- 上の上は下の下を知る、下の下は上の上を知らず意味:優秀な者は全体を知り尽くし末端まで分かっているが、最下位の者は最上位の者を知る力はないということ。
- 小の虫を殺して大の虫を助ける意味:大きな目的を成就しようとする場合、全体として成功するために一部分、または比較的必要でない部分を犠牲にすること。
- 賞は厚くし罰は薄くすべし意味:小さな行いでも良いものは大いに誉め、罰は軽くするべきだということ。
- 商売は草の種意味:商売の数は草の種のようにたくさんあるということ。
- 商売は道によりて賢し意味:専門家は自分の専門とするところに関しては詳しいということ。
- 情張りは棒の下意味:素直だと得をするということ。
- 勝負は時の運意味:勝ち負けは、そのときの運で決まるもので、必ず実力通りになるわけではないということ。
- 小弁は義を害す意味:小賢しい分別は道理を損なうことになる。
- 正法に不思議なし意味:正しい教えには不思議なことは何もない。
- 章甫履に薦く意味:上下が逆になり区別のないこと。
- 章甫を資して越に適く意味:道理にはずれた行為や見当違いなことをすること。
- 将門に必ず将あり、相門に必ず相あり意味:立派な家系からは、それにふさわしい人材が輩出されるということ。
- 証文の出し遅れ意味:時期が遅れ効力がないこと。
- 小利は大利の残い意味:少しの利益は大きな利益を獲得する邪魔になるということ。
- 鷦鷯深林に巣くうも一枝に過ぎず意味:人は身分や能力に見合った境遇に満足すべきだということ。
- 将を射んと欲すれば先ず馬を射よ意味:大きな目標を達成するためには、周辺のものから手にいれることが先決だというたとえ。
- 鐘を聞いて日と為す意味:教えられたことを思い違いをしておぼえること。
- 小を捨てて大に就く意味:重要でないものは切り捨てて、重要なもののほうに力を入れる。
- 升を以て石を量る意味:小人には賢者の胸の内を推量することはできない。
- 食後の一睡万病円意味:食後の睡眠は健康のために良いということ。
- 食前方丈一飽に過ぎず意味:欲求はほどほどにするべきだということ。
- 食なき者は職を選ばず意味:毎日の食べ物に困っているような人は職業を選ぶ余裕はなく、どんな職にも就くものだということ。
- 職人貧乏人宝意味:職人はプロなので重宝がられるが、世渡りや金儲けが苦手で貧乏であることが多いということ。
- 燭を秉りて夜遊ぶ意味:夜まで楽しんで遊ぶこと。
- 女子と小人は養い難し意味:女子と小人は扱いが難しい。
- 初心忘るべからず意味:物事を始めたばかりの頃の、真剣で謙虚な気持ちを忘れるなというたとえ。
- 蜀犬日に吠ゆ意味:見識のない浅はかなものが無用の疑念をもち非難すること。
- 書は言を尽くさず、言は意を尽くさず意味:文字では伝えたいことは書き尽くせず、言葉では思っていることを言い尽くせない。
- 書を校するは塵を払うが如し意味:校正の難しさをいう。
- 書を以て御を為す者は馬の情を尽くさず意味:机上の理論だけでは、現実では役に立たないということ。
- 精げの中の籾意味:よりすぐりの物の中に悪いものが混入していることのたとえ。
- 知らざるを知らずと為せ、是知るなり意味:知っていることと知らないことを明白に区別することが本当の知といえる。
- 知らずば人に問え意味:知らないことは知らないままにせず、人に聞いて教えてもらった方が良いということ。
- 知らずば人真似意味:知らないときは、人がすることを真似してやれば間違いがない。
- 知らぬ顔の半兵衛意味:何もかも知っているのに、とぼけて知らないふりをすること。
- 知らぬが秘密意味:真実を知るとつまらなくなることがあるので、秘密のままの方が面白みがあるということ。
- 知らぬが仏意味:本当のことを知らないために、腹を立てたり苦しんだりせず、平気でいられることのたとえ。
- 知らぬが仏、見ぬが秘事意味:真実を知るとつまらなくなったり心穏やかでいられなくなるので、知らないままの方が良いということ。
- 知らぬ京物語意味:見たこともないことをさも見てきたかのように話すこと。
- 知らぬ呉服商売より知った小糠商い意味:大きく儲けることができる慣れない商売に手を出すより、小利でも慣れた商売をする方が安全だということ。
- 知らぬは亭主ばかりなり意味:当の本人だけ知らないことをあざけることば。
- 知らぬ仏より馴染みの鬼意味:どんな相手であろうとも疎遠な人より、懇意にしている人のほうがよいということ。
- 知らぬ道も銭が教える意味:知らないことがあっても金さえ出せば教えてもらうことができるということ。
- 白羽の矢が立つ意味:多くの人の中から特別に選び出されること。
- 蝨は頭に処りて黒し意味:人も環境や周囲の感化によって善くも悪くも変わることをいう。
- 芝蘭の室に入る如し意味:芝蘭のような香り高い草がある部屋に長時間いると香りが身に染み付くように、徳の高い人間と交際すると知らぬうちに良い影響を受けるということ。
- 尻馬に乗る意味:誰かが乗った馬の後方、尻の上あたりに便乗するように、他人の言うことや行うことに無批判に同調するたとえ。
- 尻切れとんぼ意味:物事が中途で切れて、あとが続かないこと。
- 尻毛を抜く意味:人を油断させて尻毛を抜くようなひどい仕打ちをすること。
- 知りて知らざれ
- 尻に帆かける意味:あわてて逃げ出すさま。
- 尻も結ばぬ糸意味:やることが次々に失敗してきりがないこと。
- 知ることの艱きに非ず、行うこと惟艱し意味:知ることは簡単だが、それを行動に移すことは難しいということ。
- 知る人に縄を掛ける意味:したくないことをせねばならず気が進まないこと。
- 知る者は言わず言う者は知らず意味:熟知している人は軽々しく口にしない。
- 汁を啜って同罪意味:分け前の多い少ないにかかわらず、共犯の罪は同じレベルだということ。
- 次郎にも太郎にも足りぬ意味:中途半端なこと。
- 白き糸の染まんことを悲しむ意味:同じ人間でも、生まれてからの環境や行動次第で良くも悪くもなることを嘆くこと。
- 吝ん坊の柿の種意味:けちな人は、どんなつまらないものや、くだらないものでも執着(しゅうちゃく)して惜しがって手離さないというたとえ。
- 詩を作るより田を作れ意味:実生活の役に立たないことよりも、実利のあることに精を出したほうがいい。
- 深淵に臨んで薄氷を履むが如し意味:危険な状況で慎重に事に臨むこと。
- 人間到る処青山あり意味:骨を埋めるにふさわしい山は、どこにでもある。
- 真金は鍍せず意味:本当に才能がある人は肩書などで飾り立てる必要がない。
- 信言は美ならず、美言は信ならず意味:誠実な言葉は飾り気がなく信用できるが、耳に心地よい飾った言葉は信用できない。
- 沈香も焚かず屁もひらず意味:可もなく不可もない平凡な人物や生き方のたとえ。
- 人後に落つ意味:他人におくれをとり先を越されること。
- 仁者は憂えず意味:徳がある人はふみ行うべき正しい道を行くので、何一つ心配することがないということ。
- 仁者は盛衰を以て節を改めず意味:徳がある人は相手の盛衰で節操を変えるようなことはしない。
- 仁者は敵なし意味:徳がある人は思いやりをもって人に接するため人から憎まれないということ。
- 仁者は山を楽しむ意味:徳がある人は落ち着き安らかな心をもっているから、静かで動かない山を楽しむ。
- 人事を尽くして天命を待つ意味:全力を出し尽くしてやれるだけのことはやったのだから、結果がどうなろうと天の意志に任せるしかないという心境をいったもの。
- 信心過ぎて極楽を通り越す意味:神仏を信じる心は、度が過ぎると迷信や邪道に走り人を地獄に落とす害をもたらす。
- 人心の同じからざるは其の面の如し意味:人それぞれ顔が違うように、人の心は同じではないということ。
- 人心は山川より険し意味:人の心は油断ならないということ。
- 信心は徳の余り意味:信心も生活のゆとりがあってこそということ。
- 信心も欲から意味:信心もご利益りやくを得たいという欲から生じるに過ぎないということ。
- 薪水の労意味:炊事などの日常の労働。
- 人生意気に感ず意味:人間は金銭や名誉のためにではなく、人の心意気に感じて仕事をするものだ。
- 人生七十古来稀なり意味:古希(70歳)まで長生きする者は、昔から非常に少ない。
- 人生字を識るは憂患の始め意味:人は字を覚え学ぶと心配ごとが増えるということ。
- 人生朝露の如し意味:朝日がさすとたちまち消えてしまう露のように、人の一生ははかないものだということ。
- 身体髪膚これを父母に受く意味:自分の体は頭の先から足の爪先まですべてを父母から授かったものであり、大切にしなければならないということ。
- 死んだ子の年を数える意味:死んでしまった子が生きていれば幾つになると計算するように、言っても仕方のない過ぎ去ったことについてあれこれ愚痴をこぼすこと。
- 死んだ子は賢い意味:過ぎ去ったものは美しいものとして思い出に残ること
- 死んだ者の因果意味:死んでしまうと一番損をする。
- 心胆を寒からしめる意味:心底恐れ震えあがらせること。
- 沈丁花は枯れても芳し意味:すぐれたものは最後までその価値や魅力を失わないということ。
- 死んでからの医者話意味:終わってから詮索すること。
- 死んで花実が咲くものか意味:枯れた草木には花も咲かず、実もならない。
- 心頭を滅却すれば火もまた涼し意味:心から雑念(ざつねん)を払い無念無想(むねんむそう)の境地(きょうち)に達すれば、火でさえも熱くは感じないというたとえ。
- 信、豚魚に及ぶ意味:誠実さが取るに足りない人間にも通じること。
- 信なき亀は甲を破る意味:約束を破るとよくないことがおきる。
- 仁なれば則ち栄え不仁なれば則ち辱めらる意味:仁政を行うべきだということ。
- 真の闇より無闇が怖い意味:暗闇には何がいるかわからないので怖いが、道理にはずれた発言をする者や後先考えない無鉄砲な者の方が何をしでかすか分からず怖いということ。
- 親は泣き寄り他人は食い寄り意味:他人の同情はうわべの見せかけでしかないということ。
- 神仏混淆火事掛合い意味:何でもいっしょくたなこと。
- 辛抱する木に金がなる意味:辛抱して頑張れば、お金も入ってくるものだということで、何事にも辛抱強さが大切だという教え。
- 辛抱は金、挽臼は石意味:辛抱して働けば金持ちになれるということ。
- 迅雷耳を掩うに暇あらず意味:事態が急変し対処する時間がないこと。
- 薪燎を積むが如し意味:後輩が先輩よりも出世すること。
- 針縷に順う者は帷幕を成す意味:小さなものも集まるといずれ大きな結果をもたらすこと。


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