| 怒蛙に式す |
問い声よければいらえ声よい |
| 戸板に豆 |
問屋の只今 |
| 東海を踏みて死す |
頭角を現す |
| 灯火親しむべき候 |
灯火親しむべし |
| 東家に食して西家に息わん |
東家の丘 |
| 冬瓜の花の百一つ |
堂が歪んで経が読めぬ |
| 同気相求む |
道具屋は目が利いては商売にならぬ |
| 董狐の筆 |
東西南北の人 |
| 唐紙唐紙仮名で書け |
同日の論にあらず |
| 同じて和せず |
冬至冬中冬始め |
| 陶朱猗頓の富 |
同舟相救う |
| 灯心で鐘を撞く |
灯心で須弥山を引き寄せる |
| 灯心で竹の根を掘る |
灯心に釣り鐘 |
| 唐人の寝言 |
灯心を少なくして油を多くせよ |
| 同姓娶らず |
灯台下暗し |
| 東堂の主 |
堂に入る |
| 問うに落ちず語るに落ちる |
堂に升りて室に入らず |
| 堂は敬に若くは莫し |
盗は主人を憎む |
| 同美相妬み同業相仇す |
刀筆の吏 |
| 問う人も無き系図物語 |
同病相憐れむ |
| 豆腐で歯を痛める |
豆腐に鎹 |
| 豆腐の皮を剥く |
豆腐も煮れば締まる |
| 灯明で尻を焙る |
灯滅せんとして光を増す |
| 盗も五女の門に過らず |
道楽息子に妹の意見 |
| 道理に向かう刃なし |
道理百遍、義理一遍 |
| 道理道を行く |
桃李もの言わざれども下自ら蹊を成す |
| 桃李門に満つ |
登竜門 |
| 同類相求む |
蟷螂蝉を取らんと欲して黄雀の其の傍らに在るを知らず |
| 蟷螂の斧 |
遠きに行くに必ず邇きよりす |
| 遠きは花の香 |
遠きを知りて近きを知らず |
| 遠く騏驥を求めて近く東隣に在るを知らず |
遠くて近きは男女の仲 |
| 遠くなれば薄くなる |
遠くの火事より背中の灸 |
| 遠くの親戚より近くの他人 |
遠くの親類より近くの他人 |
| 遠ざかる程思いが募る |
十で神童十五で才子二十過ぎれば只の人 |
| 十の事は十に言え |
十榛の九つ空 |
| とかく浮世は色と酒 |
とかく近所に事なかれ |
| 研がずに鍛冶を恨むな |
尤めて之に効う |
| どか儲けすればどか損する |
怒気ある者も飄瓦は咎めず |
| 時異なれば事異なり |
時知らぬ山伏は夜も頭巾 |
| 研ぎ賃に身を流す |
時に遇えば鼠も虎になる |
| 時に従う者は猶火を救い亡人を追うがごとし |
斎にも非時にも外れる |
| 時の代官日の奉行 |
時の花を挿頭にせよ |
| 時の用には鼻を欠け |
時は得難くして失い易し |
| 時は金なり |
時を得た一針は九針の手間を省く |
| 時を得た者は昌んに、時を失うものは亡ぶ |
徳有る者は必ず言有り |
| 独眼竜 |
毒気を抜かれる |
| 読書百遍義自ずから見る |
読書万巻を破る |
| 徳に在りて険に在らず |
徳に順う者は昌え、徳に逆らう者は亡ぶ |
| 毒にも薬にもならない |
徳は孤ならず必ず隣あり |
| 徳を以て怨みに報ゆ |
毒薬変じて薬となる |
| 櫝を買いて珠を還す |
毒を食らわば皿まで |
| 得を取るより損するな |
得を取るより名を取れ |
| 毒を以て毒を制す |
とぐろを巻く |
| どこで暮らすも一生 |
どこの馬の骨かわからぬ |
| どこの烏も黒い |
床の間の置き物 |
| 何処吹く風 |
どこへ行っても甘草の流れる川はない |
| 所変われば品変わる |
所変われば水変わる |
| 所で吠えぬ犬はいない |
所に従う絵をかく |
| 所の神様有難からず |
所の法に矢は立たぬ |
| 土佐船の錨 |
年が薬 |
| 歳寒くして、然る後に松柏の彫むに後るることを知る |
年問わんより世を問え |
| 年には勝てない |
年は寄れども心は寄らぬ |
| 泥鰌の地団駄 |
斗筲の人 |
| 屠所の羊 |
年寄りと紙袋は入れねば立たぬ |
| 年寄りと釘頭は引っ込むがよし |
年寄と仏壇は置き所が無い |
| 年寄りに新湯は毒 |
年寄りの言う事と牛の鞦は外れない |
| 年寄りの達者春の雪 |
年寄りの冷や水 |
| 年寄りの物忘れ若い者の無分別 |
年寄りは家の宝 |
| 年寄れば愚に返る |
渡世は八百八品 |
| 土台より二代大事 |
塗炭の苦しみ |
| 蠹啄みて梁柱を剖く |
突を曲げて薪を徙す |
| 途轍もない |
とどのつまり |
| 隣の火事に騒がぬ者なし |
隣の白飯より内の粟飯 |
| 隣の糂粏味噌 |
隣の宝を数える |
| 隣の花は赤い |
隣の貧乏は鴨の味 |
| 隣の餅も食って見よ |
隣は火事でも先ず一服 |
| 斗南の一人 |
図南の翼 |
| 戸にも口がある |
殿の犬には食われ損 |
| 怒髪冠を衝く |
怒髪天を衝く |
| 鴑馬に鞭打つ |
鴑馬は伯楽に会わず |
| 鳶が鷹を生む |
鳶に油揚げを攫われる |
| 鳶の子は鷹にならず |
鳶も居住まいから鷹に見える |
| 鳶も物を見ねば舞わぬ |
飛ぶ鳥の献立 |
| 飛ぶ鳥も跡を見よ |
飛ぶ鳥を落とす勢い |
| 途方に暮れる |
富経業無し |
| 富は一生の財、知は万代の財 |
富は屋を潤すも徳は身を潤す |
| 富を為せば仁ならず、仁を為せば富まず |
朋有り遠方より来る |
| 友と酒は古いほどよい |
虎嘯いて谷風至る |
| 虎狼より人の口恐ろし |
取らずの大関 |
| 虎に翼 |
捕らぬ狸の皮算用 |
| 虎の威を借る狐 |
虎の尾を踏む |
| 虎の子 |
虎の巻 |
| 虎は飢えても死したる肉を食わず |
虎は死して皮を留め人は死して名を残す |
| 虎は千里行って千里帰る |
虎は千里の藪に棲む |
| 虎伏す野辺、鯨寄る浦 |
虎を描いて狗に類す |
| 虎を野に放つ |
虎を養いて患いを遺す |
| 取らんとする者は先ず与う |
取り勘定より遣い勘定 |
| 鳥窮すれば則ち啄む |
鳥疲れて枝を選ばず |
| 取り付く島もない |
鳥囚われて飛ぶことを忘れず |
| 鳥なき里の蝙蝠 |
鳥の鳴く音はいずくも同じ |
| 鳥の将に死なんとするや、その鳴くこと哀し |
鳥は木を択べども木は鳥を択ばず |
| 鳥は食うとも、どり食うな |
鳥は高く飛びて以て矰弋の害を避く |
| 取り道あれば抜け道あり |
鳥もちで馬を刺す |
| 屠竜の技 |
取るものも取り敢えず |
| 取るよりかばえ |
操れば則ち存し舎つれば則ち亡う |
| 取ろう取ろうで取られる |
泥に酔った鮒 |
| 泥棒が縄を恨む |
泥棒せぬは氏神ばかり |
| 泥棒に追い銭 |
泥棒にも三分の道理 |
| 泥棒も十年 |
泥棒を捕らえて縄を綯う |
| 泥を打てば面へはねる |
団栗の背比べ |
| 豚肩、豆を掩わず |
呑鉤の魚は飢えを忍ばざるを嘆く |
| 呑舟の魚 |
呑舟の魚は枝流に游ばず |
| 呑舟の魚も水を失えば、則ち螻蟻に制せらる |
飛んで火に入る夏の虫 |
| とんぼが低く飛ぶと雨 |