有為転変は世の習い |
憂いも辛いも食うての上 |
飢えたる犬は棒を恐れず |
飢えては食を択ばず |
飢えに臨みて苗を植うる如し |
上には上がある |
上見ぬ鷲 |
上を下へ |
烏鳶の卵毀たざれば而る後に鳳凰集まる |
魚心あれば水心 |
魚と水 |
魚の木に登るが如し |
魚の釜中に遊ぶが如し |
魚の水を得たるが如し |
魚の水を離れたよう |
魚の目に水見えず、人の目に空見えず |
魚は江湖に相忘る |
魚は鯛 |
魚を争う者は濡る |
魚を得て筌を忘る |
うかうか三十きょろきょろ四十 |
羽翮肉を飛ばす |
浮き沈み七度 |
憂き身を窶す |
浮世の苦楽は壁一重 |
浮世は衣装七分 |
浮世は牛の小車 |
浮世は夢 |
浮世渡らば豆腐で渡れ |
鶯鳴かせたこともある |
鶯の早く鳴く年は豊年 |
有卦に入る |
烏合の衆 |
雨後の筍 |
兎死すれば狐これを悲しむ |
兎の登り坂 |
兎の罠に狐がかかる |
兎も七日なぶれば噛み付く |
兎を見て犬を放つ |
牛売って牛にならず |
牛追い牛に追わる |
右次左次物言わず |
氏無くして玉の輿 |
牛に経文 |
牛に対して琴を弾ず |
牛に乗って牛を尋ねる |
牛に引かれて善光寺参り |
牛の歩みも千里 |
牛の一散 |
牛の小便と親の意見は長くても効かぬ |
牛の角を蜂が刺す |
牛は牛連れ、馬は馬連れ |
蛆虫も一代 |
牛も千里、馬も千里 |
烏集の交わり |
羽觴を飛ばす |
氏より育ち |
後ろ千両前一文 |
後ろに目無し |
後ろの目、壁に耳 |
後ろ坊主の前角鬘 |
牛を馬に乗り換える |
薄紙を剥ぐよう |
臼から杵 |
失せたる針をば債らぬもの |
嘘から出た実 |
嘘つきは泥棒の始まり |
嘘と坊主の頭は結ったことがない |
嘘にも種がいる |
嘘も方便 |
嘘を言うと閻魔様に舌を抜かれる |
嘘を言えば地獄へ行く |
うだつが上がらない |
歌は世につれ世は歌につれ |
内閻魔の外恵比須 |
内兜を見透かす |
内で掃除せぬ馬は外で毛を振る |
内で蛤、外では蜆 |
内に省みて疚しからず |
内に誠あれば外に形る |
内の米の飯より隣の麦飯 |
家の中の盗人は捕まらぬ |
家の前の痩せ犬 |
内裸でも外錦 |
内広がりの外すぼり |
内弁慶の外地蔵 |
烏鳥の私情 |
迂直の計 |
訴え無きを以て貴しと為す |
打つも撫でるも親の恩 |
移れば変わる世の習い |
器と名とは以て人に仮すべからず |
打てば響く |
烏頭白くして馬角を生ず |
独活の大木 |
鰻は滑っても一代鯊は跳んでも一代 |
自惚れと瘡気の無い者はない |
兎の毛で突いたほど |
鵜の真似をする烏 |
鵜の目鷹の目 |
産屋の風邪は一生つく |
盂方なれば水方なり |
旨い事は二度考えよ |
馬逸足有りと雖も輿に閑わざれば則ち良駿と為さず |
旨い物食わす人に油断すな |
旨い物は小人数 |
旨い物は腹にたまる |
旨い物は宵に食え |
馬から落ちて落馬する |
馬に乗るとも口車に乗るな |
馬に乗るまでは牛に乗れ |
馬には乗ってみよ人には添うてみよ |
馬の背を分ける |
馬の耳に風 |
馬の耳に念仏 |
馬は馬方 |
馬も買わずに鞍を買う |
馬持たずに馬貸すな |
馬痩せて毛長し |
生まれた後の早め薬 |
生まれながらの長老なし |
生まれぬ先の襁褓定め |
馬を牛と言う |
馬を牛に乗り換える |
馬を得て鞭を失う |
馬を崋山の陽に帰し、牛を桃林の野に放つ |
馬を買わんと欲してまず牛を問う |
馬を水辺につれていけても、水を飲ませることはできない |
海魚腹から川魚背から |
海に千年山に千年 |
海に千年河に千年 |
生みの親より育ての親 |
産みの苦しみ |
海の物とも山の物ともつかぬ |
有無相通ず |
梅に鶯 |
梅を望んで渇きを止む |
埋もれ木に花が咲く |
裏には裏がある |
恨み骨髄に徹す |
怨み骨髄に入る |
怨みに報ゆるに徳を以てす |
怨みほど恩を思え |
売られた喧嘩は買わねばならぬ |
売り家と唐様で書く三代目 |
売り言葉に買い言葉 |
売り出し三年 |
瓜に爪あり爪に爪なし |
瓜の皮は大名に剝かせよ、柿の皮は乞食に剝かせよ |
瓜の蔓に茄子はならぬ |
瓜二つ |
売り物には花を飾れ |
瓜を投じて瓊を得 |
漆は剝げても生地は剝げぬ |
患いを救い災いを分かつ |
憂え身に及びて後憂うるも及ばず |
うろこ雲は雨 |
烏鷺の争い |
浮気と乞食は止められぬ |
噂をすれば影がさす |
竽を好むに瑟を鼓す |
ウンカのもちつきは雨 |
雲霓の望み |
運根鈍 |
生んだ子より抱いた子 |
膿んだものは潰せ |
雲中の白鶴 |
雲泥の差 |
運は天に在り |
運用の妙は一心に存す |
運を待つは死を待つに等し |