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な行のことわざ一覧

【な】からはじまることわざ

名有りて実無し 無いが意見の総じまい
無いが極楽知らぬが仏 無い子では泣かで有る子に泣く
無い子では泣かれぬ 内証は火の車
内助の功 無い袖は振れない
無い知恵を絞る 泣いて暮らすも一生、笑って暮らすも一生
泣いて育てて笑うてかかれ 泣いて馬謖を斬る
無い時の辛抱、有る時の倹約 無い名は呼ばれず
無い物食おうが人の癖 無い物は金と化け物
苗の莠有るが若し 直きに曲がれる枝
長い物には巻かれろ 長口上は欠伸の種
鳴かず飛ばず 仲立ちより逆立ち
鳴かぬ蛍が身を焦がす 仲のよいで喧嘩する
長持枕にならず 流れ川に大魚なし
流れ川を棒で打つ 流れに棹さす
流れに耳を洗う 流れる水は腐らず
流れを汲みて源を知る 泣き面に蜂
泣く子と地頭には勝てぬ 泣く子に乳
泣く子は育つ 泣く子も目を見る
鳴く蝉よりも鳴かぬ蛍が身を焦がす 無くてぞ人は恋しかりける
無くて七癖 無くて七癖有って四十八癖
泣く時は泣いて渡れ 泣く泣くも、よいほうを取る形見分け
鳴く猫は鼠を捕らぬ 鳴くまで待とう時鳥
鳴く虫は捕らえられる なけなしの無駄遣い
仲人口は半分に聞け 仲人は宵の口
仲人は草鞋千足 情けが仇
情けに刃向かう刃無し 情けの酒より酒屋の酒
情けは質に置かれず 情けは上下によるべからず
情けは人の為ならず 情けも過ぐれば仇となる
為さざるなり、能わざるに非ず 梨の皮は乞食に剝かせ、瓜の皮は大名に剝かせ
梨の礫 為す者は常に成り、行う者は常に至る
為せば成る、為さねば成らぬ何事も 名高の骨高
菜種から油まで 鉈を貸して山を伐られる
夏歌う者は冬泣く 夏沖の秋山
夏座敷と鰈は縁側がよい 納所から和尚
納豆も豆なら豆腐も豆 夏の風邪は犬も食わぬ
夏の小袖 夏の入道雲は晴れ
夏の火は嫁に焚かせよ 夏の牡丹餅犬も食わぬ
夏の虫氷を笑う 夏は日向を行け、冬は日陰を行け
七重の膝を八重に折る 七転び八起き
七皿食うて鮫臭い 七度探して人を疑え
七つ泣き別れ 七つ七里に憎まれる
七つ前は神の子 七尋の島に八尋の船を隠す
何某より金貸し 何事も縁
七日通る漆も手に取らねばかぶれぬ 名主の跡は芋畑
名の勝つは恥なり 名の木も鼻につく
名のない星は宵から出る 名乗りを上げる
名は実の賓 名は体を表す
なぶれば兔も食いつく 鍋が釜を黒いと言う
鍋の鋳掛けが釣鐘を請け合ったよう 鍋の三つ足
鍋蓋で鼠を押さえたよう 鍋蓋と鼈
生木を裂く 怠け者の足から鳥が立つ
怠け者の食い急ぎ 怠け者の節句働き
生殺しの蛇に噛まれる 生兵法は大怪我のもと
生物識り川へはまる 生物識り地獄に落ちる
生酔い本性違わず 訛りは国の手形
鉛は以て刀と為す可からず 波風が立つ
波雲は雨 涙ほど早く乾くものはなし
波に千鳥 波にも磯にも着かず
蛞蝓に塩 蛞蝓の江戸行き
名よき島に木寄る 名よりも実
習い性と成る 習うは一生
習うより慣れろ 成らぬ堪忍するが堪忍
習わぬ経は読めぬ 生業は草の種
成るか成らぬか目元で知れる 鳴る神も桑原に恐る
成るは厭なり、思うは成らず 成るも成らぬも金次第
熟れて後は薄塩 慣れぬ米商いより慣れた糠商い
名を捨てて実を取る 名を竹帛に垂る
名を成す 名を盗むは貨を盗むに如かず
南華の悔い 南柯の夢
難波の葦は伊勢の浜荻 難行苦行こけの行
難産色に懲りず 南山雲起これば北山雨下る
南山の寿 汝自身を知れ
爾に出ずるものは爾に反る 南枝の悲しみ
汝の敵を愛せよ 爾は爾たり我は我たり
南人駝を夢見ず北人象を夢見ず 何でも来いに名人なし
難に臨んで遽かに兵を鋳る 南風競わず
南面して天下を聴く

【に】からはじまることわざ

似合う夫婦の鍋の蓋 似合わぬ僧の腕立て
煮え湯を飲まされる 匂い松茸味しめじ
鳰の浮き巣 二階から目薬
逃がした魚は大きい 二月の瓜
二月は逃げて走る 苦瓢にも取り柄あり
苦虫を噛み潰したよう 握り拳の素戻り
握れば拳開けば掌 握れる拳笑める面に当たらず
憎い憎いは可愛いの裏 憎き鷹へは餌を飼え
肉は腐れば虫を生じ、魚は枯るれば蠹を生ず 憎まれっ子世に憚る
逃ぐるが一の手 逃ぐるも一手
逃ぐる者道を選ばず 逃ぐるをば剛の者
肉を切らせて骨を断つ 肉を以て蟻を去る
肉を以て餓虎に委 逃げるが勝ち
二間の所で三間の槍使う 西風と夫婦喧嘩は夕限り
錦に勝る麻の細布 錦の袋に糞を包む
錦の御旗 錦を衣て郷に還る
錦を衣て昼行く 錦を衣て夜行くが如し
西と言うたら東と悟れ 西と言えば東と言う
西も東もわからない 二千里外故人の心
二足の草鞋を履く 二鼠藤を噛む
似たものは烏 似た者夫婦
似たり寄ったり 日常茶飯事
日日是好日 日計足らずして歳計余り有り
日光を見ずして結構と言うな 二進も三進も行かない
二八の涙月 似て非なるもの
煮ても焼いても食えない 二度あることは三度ある
二桃三士を殺す 二度教えて一度叱れ
二度聞いて一度もの言え 二兎を追う者は一兎をも得ず
二人口は過ぎるが一人口は過ごせない 二人心を同じくすれば其の利きこと金を断つ
似ぬ京物語 二の足を踏む
二の句が継げない 二の舞を演じる
二の矢が継げない 二八余りは人の瀬越し
二八月に思う子船に乗するな 二八月の雷に隣に行くな
二八月は船頭のあぐみ時 二匹目の泥鰌を狙う
二百十日の走り穂 二百二十日の荒れじまい
鮸膠も無い 二枚舌を使う
乳狗は虎を博ち、伏鶏は狸を博つ 入木道
女房去ったは銭百落とした心持ちがする 女房鉄砲仏法
女房と米の飯には飽かぬ 女房と畳は新しい方が良い
女房と鍋釜は古いほどよい 女房と味噌は古いほどよい
女房の妬くほど亭主もてもせず 女房は家の大黒柱
女房は変えるほど悪くなる 女房は貸すとも擂粉木は貸すな
女房は質に置いても朝酒はやめられぬ 女房は台所から貰え
女房は半身上 二卵を以て干城の将を棄つ
似るを友 俄長者は俄乞食
鶏寒うして樹に登り、鴨寒うして水に入る 鶏は三歩歩くと忘れる
鶏を割くに焉んぞ牛刀を用いん 鶏をして夜を司らしめ、狸をして鼠を執らしむ
任重くして道遠し 人形にも衣装
人間一生二万日 人間の皮を被る
人間は実が入れば仰向く、菩薩は実が入れば俯く 人間は病の器
人間万事金の世の中 人間万事塞翁が馬
人間一人は世の宝 人間僅か五十年
人参で行水 人参飲んで首くくる
人参よく人を活かし、よく人を殺す 忍の一字は衆妙の門

【ぬ】からはじまることわざ

鵼のよう 糠に釘
抜かぬ太刀の高名 糠の中で米粒探す
糠の中にも粉米 糠船にも船頭
糠を舐りて米に及ぶ 抜き足差し足忍び足
抜き足すれば道付く 抜き差しならない
抜け駆けの功名 盗人猛猛しい
盗人が盗人に盗まれる 盗人と智者の相は同じ
盗人に追い銭 盗人には網を張れ
盗人にも三分の理 盗人にも仁義
盗人の上前を取る 盗人の逆恨み
盗人の袖ひかえ 盗人の提灯持ち
盗人の取り残しはあれど火の取り残しはなし 盗人の寝言
盗人の番には盗人を使え 盗人の隙はあれども守り手の隙なし
盗人の昼寝 盗人も戸締り
盗人を捕らえて見れば我が子なり 盗みする子は憎からで縄掛くる人が恨めしい
布は緯から男は女から 塗り箸で芋を盛る
濡れ衣を着せる 濡衣を着る
濡れ手で粟 濡れぬ先こそ露をも厭え
濡れぬ先の傘

【ね】からはじまることわざ

根浅ければ則ち末短く、本傷るれば即ち枝枯る 寧馨児
佞言は忠に似たり 佞者は賢者に似る
願ったり叶ったり 根が生える
寝首を掻く 猫が顔を洗うと雨
猫が肥えれば鰹節が痩せる 猫と庄屋に取らぬはない
猫に鰹節 猫に小判
猫に木天蓼 猫にもなれば虎にもなる
猫の魚辞退 猫の首に鈴を付ける
猫の手も借りたい 猫の額
猫の額の物を鼠が窺う 猫の前の鼠
猫の前の鼠の昼寝 猫の目
猫は三年の恩を三日で忘れる 猫は虎の心を知らず
猫糞を決め込む 猫も杓子も
猫を追うより魚をのけよ 猫を被る
ねじれた薪も真っ直ぐな炎を立てる 鼠が塩を引く
鼠窮して猫を噛み、人貧しうして盗す 鼠捕らずが駆け歩く
鼠捕る猫は爪を隠す 鼠無きを以て捕らざるの猫を養う可からず
鼠に投げんと欲して器を忌む 鼠の嫁入り
鼠は壁を忘るとも壁は鼠を忘れず 鼠は大黒天の使い
鼠は社に憑りて貴し 鼠も小六十
鼠も虎の如し 鼠を以て璞となす
寝た子を起こす 寝た間は仏
妬みはその身の仇 熱を執りて濯わず
寝ていて転んだ例なし 寝ていて人を起こすなかれ
寝ていて餅食えば目に粉が入る 寝ても覚めても
寝鳥を刺す 子に伏し寅に起きる
寝耳に水 寝耳へ水の果報
眠い煙い寒い 根も葉もない
寝る子は育つ 寝る程楽はない
寝る間が極楽 寝れば一畳起きれば半畳
根を断って葉を枯らす 根を深くし柢を固くす
年貢の納め時 年劫の兎
念者の不念 念には念を入れよ
年年歳歳花相似たり、歳歳年年人同じからず 念の過ぐるは無念

【の】からはじまることわざ

能ある鷹は爪を隠す 能書きと矮鶏の時は当てにならぬ
能書きの読めぬ所に効き目あり 能事畢る
能書筆を択ばず 嚢中の錐
嚢中の物を探るが如し 能なし犬の高吠え
能なしの口叩き 能なしの能一つ
農は政の本 軒を貸して母屋を取られる
退けば他人 退けば長者が二人
残り物には福がある 後無きを大と為す
後の千金 のっぴきならない
喉から手が出る 喉元過ぎれば熱さを忘れる
肮を搤して背を拊つ 野に伏勢ある時は帰雁列を乱る
述べて作らず 上り一日下り一時
上り坂あれば下り坂あり 上り坂より下り坂
上り知らずの下り土産 上り大名下り乞食
登れない木は仰ぎ見るな 飲まぬ酒には酔わぬ
飲まぬ酒に酔う 鑿と言えば槌
鑿に鉋の働きは無し 蚤の頭を斧で割る
蚤の小便、蚊の涙 蚤の夫婦
蚤の眼に蚊の睫 飲む打つ買う
飲むに減らで吸うに減る 飲む者は飲んで通る
野良猫の隣歩き 乗り掛かった船
糊ついでに帽子 暖簾に腕押し
暖簾に傷が付く 暖簾にもたれるよう
暖簾を下ろす 暖簾を分ける
呪うことも口から呪う 呪うに死なず
狼煙を上げる のろまの一寸、馬鹿の三寸